楽天モバイルのSIMカードとeSIMどっちがいい?を解説

楽天モバイルを契約するとき、SIMカード(nanoSIM)とeSIMどちらがいいか、SIMカードとeSIMのメリット・デメリットについて解説。


目次

楽天モバイルの契約時はSIMカード(nanoSIM)とeSIMどっちがいい?

SIMカードとは?

SIMカードとは、スマートフォンに挿入するタイプの小さなカード型SIMのことを言います。

SIMカードのサイズは標準規格化されていて、どのキャリア・格安SIMでSIMカード契約しても形状は同じです。

楽天モバイルのSIMカードは「マルチSIM」で、手持ちのスマートフォンの対応サイズに合わせて、「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」の3種類のサイズに切り離して使うことができる、全サイズ対応のSIMカードです。

楽天モバイルで販売されているSIMカード対応スマホのSIMサイズはすべて「nanoSIM」です。

Rakuten ○○などの楽天モバイルオリジナルスマホは、「eSIM」のみ対応しています。

 

eSIMとは?

eSIMとは、スマートフォンに内蔵された本体一体型のSIMのことです。スマートフォンの基板上に電子チップが搭載されています。

楽天モバイルが用意している、プロファイルと呼ばれる電話番号などの情報が記録されたデータ(=eSIMプロファイル)を、スマホにダウンロード・インストールして利用します。

時間のかかる本人確認もオンラインで完了しますし、オンラインで開通手続きが可能なので、全ての手続がスムーズにいけば、楽天モバイルを申し込んだその日に楽天モバイルが開通して、eSIMでデータ通信や音声通話ができるようになります。

SIMカードとeSIMの特徴と比較

SIMカード eSIM
開通までの時間 長い
SIM受け取りまで数日かかる
短い
オンラインで完結
最短5分程度で開通
設定の手間・
難易度
手間が少ない・難易度低め SIMカードと比べると
少し難易度高め

色々な設定や手順が必要
APN設定 楽天回線対応製品なら不要 楽天回線対応製品なら不要
SIMカードの入れ替え SIMカードを
自由に入れ替えて使える
都度eSIMの
再発行が必要(無料)
紛失する可能性 あり なし
対応しているスマホ 多い
大抵のスマホで使える
eSIM対応スマホが必要
eSIM対応スマホは
製品数がかなり少ない
SIMロック解除 必須 必須

楽天モバイルのSIMカードのメリット・デメリット

SIMカードのメリット

  • 使いたいスマホの対応しているSIMサイズと一致していれば、いくらでもSIMカードを使いまわして利用できる
  • スマホが壊れても他のスマホにSIMカードを挿すと音声通話やデータ通信ができる
  • iPhoneなどの楽天回線対応製品であれば、SIMカードを入れるとAPN設定不要ですぐに使えるようになる

新規契約時は、楽天回線対応製品に楽天モバイルのSIMカードを入れれば、APN設定不要で楽天モバイル回線が使えるようになります。

他社から乗り換えで契約時は、MNP開通手続き完了後、楽天回線対応製品に楽天モバイルのSIMカードを入れれば、APN設定不要で楽天モバイル回線が使えるようになります。

SIMカードのデメリット

  • 他のスマホで使うときはSIMカードの差し替えが必要
  • まず無いと思うが、別のSIMサイズに変更したくなったときはSIMカードの再発行が必要
  • SIMカードが手元に届くまでに時間がかかる
  • SIMカードを紛失する可能性がある

そもそも普通の人はSIMカードを頻繁に差し替えるようなことは無いと思うので、これは別に大したデメリットではないです。

また、ほぼ無いと思いますが、別のSIMサイズに変更したくなったときはSIMカードの再発行が必要です。

Rakuten WiFi Pocketを契約していたけど、やっぱりスマホに入れて使いたい!というときにはSIMカードの再発行が必要です。

今どきのスマホのSIMサイズは「nanoSIM」しか無いので、スマホ利用者がSIMカードを再発行したくなることはまず無いです。

SIMアダプタを使えば他のSIMサイズに変更して使える、とかいうとんでもないことを推奨しているサイトがありますが、SIMアダプタを使うと故障の原因(SIMカードが抜けなくなる)になるのでやめたほうがいいですよ。

楽天モバイルのeSIMのメリット・デメリット

eSIMを選ぶメリット

  • キャリアショップに行って順番を待つ、SIMカードの到着を待つといった時間的制約の軽減
  • オンラインで手続きが全て完結するので、うまくいけば、楽天モバイルを申し込んだその日のうちに契約成立して、楽天モバイルのeSIM使えるようになる
  • SIMカードの交換、差し替え、SIMカードの種別変更といった物理的な手間の軽減
  • 国内では物理SIMカードを使い、海外旅行ではeSIMを使う、といった使い分けができる
  • 物理SIMカードとeSIMでデュアルSIM環境の構築ができる(複数回線の使い分けができる)
  • SIMカードの紛失や破損の心配がない

eSIMの一番のメリットは待ち時間の短縮です。

楽天モバイルのeSIMはオンラインで手続きが全て完結します。最短5分で開通するので、申し込んだその日のうちに楽天モバイル回線が使えるようになります。

楽天モバイルのeSIMを新規契約してサブ回線として使う場合は、24時間いつでも開通できますよ。(乗り換え時はMNP開通受付時間に注意)

1台のスマホで複数回線の使い分けができるようになるので、楽天モバイルはサブ回線、メイン回線で通信障害が発生したときだけ使う、といった使い方も可能です。

eSIMを選ぶデメリットや注意点

  • eSIMを利用するときでもSIMロック解除が必須
  • eSIMに対応しているスマホを用意する必要がある
  • eSIMに対応しているスマホはまだ少ない
  • eSIMがインストールされたスマホを無くすと、また別のeSIM対応スマホを用意する必要がある
  • 慣れていないとeSIMのインストールに時間がかかる(eSIMの再発行や再インストールが必要)
  • eSIMから物理SIMカードに交換するとき、郵送などで手元に届くまでに時間がかかる

eSIMを利用するためにはeSIM対応スマホを用意する必要がありますが、eSIM対応スマホはまだまだ数が少ないです。

また、手続きを自分で全てやらないといけないので、スマホ初心者の人は少しハードルが高いでしょう。

楽天モバイルの詳細はこちらから!

ボタンを押すと楽天モバイル公式サイトに移動します

SIMカードとeSIMを選ぶときのポイント

どっちがいいか分からない人、初心者の人は「SIMカード」がオススメ

  • nanoSIMとeSIMどちらがいいのか分からない
  • これまで楽天モバイル以外に、格安SIMなどを契約したことがない
  • キャリアショップ実店舗に行ってマンツーマンで作業しないと問題が解決できない

というような人は、SIMカードでの契約をオススメします。

他社から乗り換えならMNP開通手続き完了後に、楽天回線対応製品のスマホに楽天モバイルのSIMカードを入れると、APN設定不要で楽天モバイル回線に繋がります。

どっちか迷うなら絶対にSIMカードで申し込んだほうがいいですよ。

eSIMはなんでも1人でできる上級者向けです

eSIMはSIMカードと比べて、スマホで求められる操作が多いです。

以下の3つのページを見て、「他人に聞かなくても、自分でできそうだ」と思ったらeSIMで申し込んでください。

「自分にはちょっと無理だ」、「なんか難しそうだ」、「他人やショップ店員にマンツーマンで操作方法を聞きながら設定したい」と少しでも思ったら、SIMカードで申し込んでください。

eSIMでやりたいことがありますか?

どうしてもeSIMじゃないといけない理由がありますか?SIMカードでよくないですか?eSIMじゃないといけない理由が無いのであれば、SIMカードで契約したほうがいいですよ。

たとえば、

  • mineoのデータ通信専用SIMカードを契約、楽天モバイルのeSIMを契約して、デュアルSIMにして使いたい
  • 通話し放題の音声通話SIMがあるので、楽天モバイルのeSIMをデータ通信用として契約して、デュアルSIMにして使いたい
  • これまでずっとSIMカードを契約していたが、自分なりにeSIMのメリットに気づいた。eSIMの設定は自分でもできそうだ

という明確な理由があれば、楽天モバイルのeSIMを申し込んでいいでしょう。

SIMカードからeSIMへの交換、eSIMの再発行について

SIMカードとeSIMは無料で交換(変更)可能

楽天モバイルのSIMカードとeSIMは、無料で交換(変更)できます。

  • SIMカードからeSIMに交換する
  • eSIMからSIMカードに交換する
  • (例えば)nanoSIMからmicroSIMに変更する

とき、手数料は一切かかりません。

SIMカード再発行手数料、eSIM再設定手数料、SIM交換手数料などすべて無料です。事務手数料もかかりません。

SIMの交換・再発行・紛失・盗難の手続きを知りたい、料金がかかるか知りたい | お客様サポート | 楽天モバイル

SIMカードからeSIMは即日交換できるので、まずはSIMカードがオススメ

SIMカードからeSIMへの変更は即日可能です。

my楽天モバイルからSIM交換を申請して、eSIMの開通手続きを完了させて、スマホにeSIMをインストールすればすぐ使えるようになります。

は楽天モバイルはSIMカードで申し込み、eSIMへの興味が出てきたらeSIMに変更すればいいでしょう。

eSIMからSIMカードへ交換するときは、申し込みから到着まで3日~1週間程度かかります(実際はもうちょっと早く届くはずです)。

SIMカードやeSIMの交換・再発行・開通手順について

eSIMに交換後、eSIMをスマホにインストールする方法

スマホAにeSIMを入れていたけど、スマホBに入れて使いたくなったときは、eSIM再発行が必要(無料)

  • スマホAで楽天モバイルのeSIMを使っている
  • 新しく購入したスマホBに楽天モバイルのeSIMをインストールして使いたい

というときは、my楽天モバイルでeSIMの再発行をして、スマホBでeSIMをインストールする必要があります。

慣れた人であればこの作業が数分でできるんですが、慣れていない人、手順が読めない人だと「my楽天モバイルではどこをタップすればいいの?」「スマホはどこを操作すればいいの?」と、異常に時間がかかる可能性があります。

eSIM再発行の手順、eSIM対応製品に機種変更したときの手順は以下をご覧ください。

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eSIMでよく勘違いされがち、見落とされがちなポイントを解説

eSIMを使うときでもSIMロック解除は必須

楽天モバイルのeSIMをAndroidスマホやiPhoneにインストールして使うときでも、iPhoneやAndroidスマホのSIMロック解除は必須です。絶対にSIMロック解除を解除してください。

SIMロックを解除していないスマホに楽天モバイルのSIMカードを挿したりeSIMをインストールしても、スマホは楽天モバイルのSIMカード/eSIMを認識しません。

eSIMに対応しているスマホが非常に少ない

eSIMに対応しているスマホはまだ少ないです。eSIM対応製品を見て、そのeSIMをインストールして使いたいスマホがeSIMに対応しているかを確認してください。

eSIM対応スマホじゃないなら諦めてSIMカードで申し込むか、eSIM対応スマホに買い替えてください。

eSIM対応iPhone

  • iPhone 14 Pro Max
  • iPhone 14 Pro
  • iPhone 14 Plus
  • iPhone 14
  • iPhone 13 Pro Max
  • iPhone 13 Pro
  • iPhone 13 mini
  • iPhone 13
  • iPhone 12 Pro Max
  • iPhone 12 Pro
  • iPhone 12 mini
  • iPhone 12
  • iPhone SE(第2世代)
  • iPhone 11
  • iPhone 11 Pro
  • iPhone 11 Pro Max
  • iPhone XS
  • iPhone XS Max
  • iPhone XR

楽天モバイルオリジナルスマホは全てeSIM対応

  • Rakuten BIGs
  • Rakuten Hand
  • Rakuten BIG
  • Rakuten Mini

その他動作確認されているeSIM対応Androidスマホ

  • OPPO A73
  • AQUOS sense4 lite
  • Xperia 10 III Lite
  • Google Pixel 4
  • Google Pixel 4 XL
  • Google Pixel 4a
  • Google Pixel 4a (5G)
  • Google Pixel 5
  • Google Pixel 6
  • Google Pixel 6 Pro

eSIM対応スマホが壊れたら、すぐにeSIM対応スマホを用意できますか?

  • 楽天モバイルでeSIMで契約した
  • eSIM対応スマホAにeSIMをインストールして使っている
  • ある日、うっかりスマホAを壊してしまった

という時に、すぐに新しい別のeSIM対応スマホを用意できますか?

楽天モバイルのeSIMをインストールしているeSIM対応スマホを壊してしまった時にどう対処するかを考えておいたほうがいいですよ。

すぐに新しいeSIM対応スマホを用意できないなら、楽天モバイルではSIMカードで申し込んだほうがいいですよ。

すぐに新しいeSIM対応スマホを用意できなくて、eSIM対応スマホはその1台しか持っていない場合は、もうずっとスマホが使えないわけです。

eSIMからSIMカードに変更手続きをしても、SIMカードが手元に届くまで時間がかかります。その間どうやってデータ通信や音声通話しますか?

SIMカードを使っている人がうっかりiPhoneを壊してしまったとき

  • iPhone 12に楽天モバイルのSIMカードを入れて使っている
  • ある日、iPhone 12を落として壊してしまった
  • 万が一のときのために残しておいた古いiPhone 8が手元にある

という場合は、iPhone 12の修理が終わるまで、次の新しいiPhoneを調達するまで、その場しのぎ・とりあえず緊急用としてiPhone 8が使えるわけです。

eSIMを使っている人がうっかりiPhoneを壊してしまったとき

  • iPhone 12に楽天モバイルのeSIMを入れて使っている
  • ある日、iPhone 12を落として壊してしまった
  • 万が一のときのために残しておいた古いiPhone 8が手元にある

という場合、別のeSIM対応スマホを用意するまで、あなたは楽天モバイル回線を使ったデータ通信や音声通話はできません。

 

AIかんたん本人確認(eKYC)で使える本人確認書類が限られる

楽天モバイルのeSIMを最短5分で開通させるためには、「AIかんたん本人確認(eKYC)」の利用が必須ですが、AIかんたん本人確認(eKYC)で利用できる本人確認書類は、運転免許証とマイナンバーカードだけです。

運転免許証とマイナンバーカードを持っていない人は、AIかんたん本人確認(eKYC)を利用して契約はできません。

運転免許証やマイナンバーカードを持っていない場合でもeSIMは契約できますが、最短5分で開通はできません。

eSIMインストール時にWi-Fi環境が必要

楽天モバイルのeSIMをスマホにインストールするときはWi-Fi環境が必要です。

家にWi-Fi環境がある人は問題ないですが、Wi-Fi環境が無い人はカフェやコンビニなどのWi-Fiサービスを利用してeSIMをインストールしてください。

まとめ

SIMカードの強烈なメリットは、楽天回線対応製品ならSIMカードを入れるだけですぐ使えること

SIMカードの強烈なメリットは、楽天回線対応製品なら、SIMカードを入れるだけでAPN設定不要ですぐに使えるようになることです。

乗り換え初心者の人も安心して利用できます。上級者の人も楽に利用できていいですね。

eSIMの強烈なメリットは、楽天モバイルが最短即日開通できること

eSIMの強烈なメリットは最短即日開通できることです。

eSIMをKYC(AIかんたん本人確認)を利用して申し込めば、入力情報に不備がない、楽天モバイルの審査がスムーズに行けば楽天モバイルが最短即日開通できることです。

物理SIMカードだと申し込んでから手元に届くまでに数日かかるので、月末ギリギリに申し込むとSIMカードが手元に届くのが来月になってしまう可能性が非常に高いです。

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