ドコモから楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT(楽天アンリミット)に乗り換えるときの手順やポイント解説。
ドコモから楽天モバイルへ乗り換え手順やポイントを最初にまとめ
SIMのみ契約+ドコモスマホを使い続ける
- ドコモで購入したAndroidスマホやiPhoneが楽天モバイルで使えるか確認
- ドコモのスマホのSIMロックを解除する
- ドコモでMNP予約番号を発行する
- MNP予約番号の有効期限が7日以上ある状態で、楽天モバイルのSIMのみを申し込む
- SIMが手元に届き次第、my楽天モバイルでMNP開通手続きを行う
- SIMをスマホに挿してAPN設定をする
- Wi-Fiをオフにして、ブラウザアプリでWebサイトが見れること、電話ができることを確認して利用開始
- Rakuten Linkアプリの初期設定、インストール、利用をする
SIMのみ契約+SIMフリースマホを使う
- 楽天回線対応製品であるSIMフリースマホを用意する
- ドコモでMNP予約番号を発行する
- MNP予約番号の有効期限が7日以上ある状態で、楽天モバイルのSIMのみを申し込む
- SIMが手元に届き次第、my楽天モバイルでMNP開通手続きを行う
- SIMをスマホに挿してAPN設定をする
- Wi-Fiをオフにして、ブラウザアプリでWebサイトが見れること、電話ができることを確認して利用開始
- Rakuten Linkアプリの初期設定、インストール、利用をする
楽天モバイルのスマホを契約
- ドコモでMNP予約番号を発行する
- MNP予約番号の有効期限が7日以上ある状態で、楽天モバイルのスマホをを申し込む
- スマホが手元に届き次第。MNP開通手続きを行う
- スマホの初期設定・セットアップを完了させる
- Wi-Fiをオフにして、ブラウザアプリでWebサイトが見れること、電話ができることを確認して利用開始
- Rakuten Linkアプリの初期設定、インストール、利用をする
楽天モバイルではSIMのみ契約するときの注意点
理論的にはLTE Band 3/18/26に対応しているスマホを用意すればいい
楽天モバイルは、
- LTE Band 3(楽天回線)
- LTE band 18/26(パートナー回線)
を使って通信サービスを提供しています。
LTE Band 3は必須です。LTE Band 18/26については、どちらかが対応していればOKです。
- LTE Band 3/18
- LTE Band 3/26
- LTE Band 3/18/26
上3つの組み合わせであれば、どの組み合わせであっても楽天モバイルで使えます。
ドコモのスマホの対応している周波数帯について
SIMロック解除対応機種および対応周波数帯をご覧ください。
楽天モバイルのSIMを挿して使うときに最低限必要な機能、どうでもいい機能
楽天モバイルでは、
- データ通信☆
- 通話☆
- SMS(楽天回線)☆
- SMS(パートナー回線)☆
- APN自動設定 海外/国内
- 接続回線の自動切替(楽天回線⇔パートナー回線)
- ETWS
- 110/119通話などでの高精度な位置情報即位
の8つの機能が提供されています。
もちろん8つ全ての機能が利用できることが望ましいですが、最低限必要な機能とどうでもいい機能があります。最低限必要な機能に対応していれば、楽天モバイルは問題なく使えます。
全部対応していないとダメだと感じる人は、楽天回線対応製品か楽天モバイルのスマホを買うのが一番いいですよ。
最低限必要な機能
楽天モバイルを使う上では、データ通信、通話、SMS(楽天回線)、SMS(パートナー回線)に対応していれば最低限OKです。
どうでも良い機能
APN自動設定、ETWS、110/119通話などでの高精度な位置情報に対応していないことは別に問題ないです。
接続回線の自動切替については、対応していない場合は楽天回線エリアにいてもパートナー回線エリアで通信してしまう可能性があります。
楽天回線対応製品か、楽天モバイルのスマホを買うのがトラブルが無くて一番良い
自分でスマホを用意して楽天モバイルを使うときは、楽天回線対応製品か、楽天モバイルで販売されているスマホを購入するのが一番望ましいです。
楽天回線対応製品は、楽天回線での接続性検証の確認が取れているため、楽天モバイルのSIMが利用できます。
詳細は楽天回線対応製品をご覧ください。
ドコモのスマホを使うときの注意
ドコモのAndroidスマホは楽天モバイルでは使えない可能性が高い
ドコモで販売されているAndroidスマホは、楽天モバイルを使うために最低限必要な、①データ通信、②通話、③SMS(楽天回線)、④SMS(パートナー回線)の4つの機能が利用できない可能性が高いです。
利用できないスマホは買い替えをオススメ
4つの機能が利用できないドコモのAndroidスマホを使ってきて、楽天モバイルへの乗り換えを検討している人は、楽天モバイルに対応したスマホか楽天モバイルで販売しているスマホの購入をオススメします。
楽天モバイルで動作確認されているか確認してください
自分の使っているドコモのAndroidスマホが楽天モバイルで動作確認されているかどうかは、楽天モバイルのご利用製品の対応状況確認をご覧ください。
ドコモのスマホの周波数帯の確認はこちら
自分の使っているドコモのAndroidスマホがどの周波数に対応しているかは、SIMロック解除対応機種および対応周波数帯をご覧ください。
iPhoneの利用は自己責任。iPhone XS以降の機種が利用可能
ドコモから販売されたiPhoneは、iPhone XS以降であればSIMロックを解除すれば楽天モバイル回線が利用できるようになります。
ただし、楽天モバイルにおいてiPhoneの利用は自己責任です。何があっても自分で対処することになります。
iPhoneは、データ通信、通話、SMS(楽天回線)、SMS(パートナー回線)が利用可能です。
ドコモ/au/ソフトバンクで販売されているiPhoneは、SIMロックを解除していないときは購入したキャリアでしか使えません。ドコモで購入したiPhoneならドコモ回線しか対応していません。
しかし、SIMロックを解除すると、ドコモ/au/ソフトバンク/楽天モバイルで使っている周波数帯にフル対応します。iPhoneは無敵です。
楽天モバイルが動作確認しているドコモのiPhoneは以下の通り。
- ドコモ版iPhone XS, iPhone XS Max
- ドコモ版iPhone XR
- ドコモ版iPhone 11, iPhone 11 Pro, iPhone 11 Pro Max
- ドコモ版iPhone 12, iPhone 12 mini, iPhone 12 Pro, iPhone 12 Pro Max
ドコモから楽天モバイルに乗り換えるときの流れ(SIMのみ契約するとき)
- ドコモから楽天モバイルに乗り換え
- SIMのみ契約する
- SIMロックを解除したAndroidスマホやiPhoneを用意する
- 楽天モバイルに対応したSIMフリーのAndroidスマホかiPhoneを用意する
ときの流れは以下の通り。
流れ
- 今使っているドコモのスマホが楽天モバイルで動作確認されているか、SIMサイズを確認
- ドコモのスマホのSIMロックを解除する
- ドコモでMNP予約番号を取得する
- 楽天モバイルを申し込む
- 手元にSIMやスマホが到着次第、回線切替手続きを行う
- スマホに挿さっているドコモのSIMカードと楽天モバイルのSIMカードを入れ替える
- APN設定や初期設定を行う
- 開通していることを確認して楽天モバイルの利用開始
【手順①】今使っているドコモのスマホが楽天モバイルで動作確認されているか確認
自分の使っているドコモのAndroidスマホやiPhoneが楽天モバイルで動作確認されているかどうかは、楽天モバイルのご利用製品の対応状況確認を見て確認ください。
別途SIMフリースマホを用意するときも上記ページで確認してください。
【手順②】ドコモのスマホのSIMロックを解除する
ドコモから楽天モバイルに乗り換えてもドコモで購入したiPhoneやAndroidスマホを使うなら、楽天モバイルに乗り換える前にドコモでスマホのSIMロック解除が必須です。
楽天モバイルの開通も完了している、APN設定をしているのに楽天モバイル回線が使えないというときは、大抵SIMロックを解除していません。
ドコモのスマホのSIMロック解除は、My docomoかドコモショップ実店舗で受け付けています。
My docomoで自分でSIMロックを解除すれば無料です。ドコモショップ実店舗だと手数料3000円と待ち時間が発生します。
SIMロックを解除する前に、スマホのIMEI番号をメモしておきましょう。
My docomoでSIMロック解除するときの手順
- SIMロック解除 | お客様サポート | NTTドコモの「お手続きサイトへ」を選択
- dアカウントにログインする
- セキュリティーコードがSMSで送られてくるのでセキュリティーコードを入力してログイン
- メモしたIMEI番号を入力する
- 注意事項に同意して
- 受付確認メールの送信先を選ぶ
- 手続き確認内容になるので、確認して「手続きを完了する」を押す
- SIMロック解除手続きが完了
- Androidスマホの場合はSIMロック解除コードが表示されるので、SIMロック解除コードもメモする
SIMロック解除コードはメールでも送られてくるので安心
SIMロック解除コードは、ドコモのスマホからドコモのSIMを抜いて楽天モバイルのSIMを初めて挿したときに入力を求められます。
スマホ1台しか持っていないとSIMロック解除コードが見れないので詰みます。SIMロック解除コードはメモしときましょう。
iPhoneはSIMロック解除コードはありません。iPhoneからドコモのSIMを抜いて楽天モバイルのSIMを初めて挿したときにiPhoneのアクティベーションが必要です。
【手順③】ドコモでMNP予約番号を取得する
ドコモから楽天モバイルに乗り換えるときは、ドコモでMNP予約番号を発行する必要があります。
ドコモでMNP予約番号を発行する方法は大きく分けて、①携帯電話や一般電話からドコモに電話、②My docomoで発行、の2つあります。
この中でオススメするのは、My docomoでMNP予約番号を取得することです。
24時間対応ですし、人と話す必要がないですし、電話と違ってすぐに手続きができます。時間のロスがありません。面倒な引き止めとかアンケートも無いです。
どうしてもやりかたが分からないという人はauに電話してMNP予約番号を発行してもらいましょう。
MNP予約番号の受付窓口
申込方法 | MNP予約受付窓口 | 受付時間 |
携帯電話 | 151に電話 | 9時~21時 |
一般電話 | 0120-800-000に電話 | 9時~21時 |
My docomo | トップ→契約内容・手続き →ドコモオンライン手続き |
24時間対応 |
【ポイント】MNP予約番号は7日以上残っていないとダメ
楽天モバイルをオンラインで申し込むときには、MNP予約番号のMNP有効期限が7日以上残っている必要があります。
MNP予約番号を発行したらすぐに楽天モバイルに申し込むようにしましょう。
有効期限が9日以内の場合は再度MNP予約番号を取り直してください。MNP予約番号は何回発行しても無料です。
【ポイント】MNP予約番号を発行しただけでドコモが解約されることは無い
ドコモでMNP予約番号を発行した=その時点でドコモが解約されるということは絶対にありません。
ドコモが解約されるのは、楽天モバイルに回線切替が完了したときです。
【手順④】必要なものを用意して楽天モバイルを申し込む
必要なものを用意して、楽天モバイルのSIMを申し込んでください。
- 本人確認書類
- 楽天会員ユーザーIDとパスワード
- クレジットカードまたは銀行口座
- MNP予約番号(他社から乗り換えの場合)
- 楽天回線に対応したスマホ
本人確認書類
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- 身体障害者手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
- 療育手帳
- 健康保険証(補助書類必要)
- 日本国パスポート(補助書類必要)
- 住民基本台帳カード(補助書類必要)
運転免許証があるのが一番スムーズに契約できます。
なお、健康保険証、日本国パスポート、住民基本台帳カードを本人確認書類として利用する場合は、公共料金請求書・領収書などの補助書類が必要になります。
本人確認書類の詳細は以下をご覧ください。
楽天会員ユーザーID/パスワード
楽天モバイルを申し込む際には、本人確認書類に記載されている情報と楽天会員情報が一致している必要があります。
楽天会員ではない場合は楽天会員登録してください。
クレジットカード/銀行口座
楽天モバイルでは、クレジットカードと口座振替で料金支払いが可能です。
クレジットカードは契約者本人名義でないとダメです。
MNP予約番号
他社から楽天モバイルに乗り換えする場合は、MNPを利用することで現在使用している電話番号がそのまま使えます。
楽天回線に対応したスマホ
楽天モバイルのRakuten UN-LIMITプランは、楽天回線対応製品以外の動作保証はしていません。
手持ちのスマホを使うときは十分注意してください。
【手順⑤】手元にSIMが届き次第MNP開通手続きを行う
SIMやスマホが手元に届いたら、スマートフォン、タブレット、パソコンから「my 楽天モバイル」にアクセスして、MNP開通手続きを行ってください。
MNP開通手続きは、手続きをした時間帯によって完了時間が異なります。
受付時間 | MNP完了時間 |
---|---|
9:00~21:00 | 当日中 |
21:01~翌8:59 | 翌9:00以降 |
作用品の受け取り直後や21時直前に申し込むと、当日の開通手続きに間に合わず翌日開通となる場合があります。
MNP予約番号の有効期限終了日に近くなると自動的にMNP開通作業を行います。
MNP開通手続きの手順
- my 楽天モバイルにアクセス
- my 楽天モバイル内の右上メニューをタップして、「お申し込み履歴」を選択
- 該当する申込番号を選択する
- 「MNP転入する」ボタンを押す
MNP開通手続きが完了しないときは、 電波の良い窓際などに移動して待ってみましょう。それでも通信ができない場合は屋外で試してみましょう。
【手順⑥】スマホに楽天モバイルのSIMを挿す
スマホに刺さっているドコモのSIMカードを取り出して、楽天モバイルのSIMカードと入れ替えてください。
SIMカードの入れ替え方がわからない場合は、YouTubeで「SIMカード 入れ替え」などで検索するといっぱい動画が出てくるので、それを見て参考にしてください。
iPhoneの場合
楽天モバイルのSIMを挿して起動すると、iPhoneのアクティベーションを求められることがあります。
画面の指示に従ってApple IDとパスワードを入力しましょう。
Androidスマホの場合
ドコモで購入したAndroidスマホに楽天モバイルのSIMを挿して起動すると、「ロック解除PIN」とか「SIMロックの解除コード」の入力を求められることがあります。
SIMロックを解除するための番号は、ドコモから送られてくるメールや、SIMロック解除受付画面で表示されます。メモしておきましょう。
スマホが1台しかない、パソコンもない人はメールが見れないので注意してください。メモしときましょう。
【手順⑦】APN設定を行う
iPhoneやAndroidスマホで楽天モバイルの回線を使えるようにするためには、APN設定が必要になります。
Androidスマホの場合
Androidスマホは、SIMフリーであればAPN設定があらかじめインストールされています。
SIMを挿したら勝手にAPN設定してくれるもの、SIMを挿してAPNリストの中から選択するものがあります。
キャリア版Androidスマホは、ほぼ確実に手動でAPN設定しないといけません。
APN名 | 楽天(rakuten.jp) |
APN | rakuten.jp |
MCC | 440 |
MNC | 11 |
APNタイプ | default,supl |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv4/IPv6 |
PDPタイプ | IPv4/IPv6 |
iPhoneの場合
iPhoneはAPN設定は手動で行わないといけません。
もしもiPhoneにAPN構成プロファイルがインストールされている場合は、MNP開通手続きやAPN設定の前にプロファイルの削除を行って下さい。
【手順⑧】Rakuten Linkの利用登録とSMS認証(アクティベーション)を完了させる
楽天モバイルが用意したメッセージアプリの「Rakuten Link」の利用登録とSMS認証を完了させましょう。
Rakuten Linkは簡単に言うとLINEみたいなもので、Rakuten Link同士の通話なら世界中どこから通話・メッセージをしても無料で利用できます。
楽天モバイル契約時のまとめ
- MNP予約番号を発行する
- 手持ちのスマホを利用するならSIMロックを解除する
- 楽天モバイルを申し込む
- MNP開通手続きをする
- SIMカードを入れ替えて初期設定(APN設定)をする
- Rakuten Linkの利用登録とSMS認証を完了させる
楽天モバイルを契約してお得に使っていきましょう。