ロープロファイルCPUクーラースペックまとめと比較

ロープロファイルCPUクーラーのスペックまとめと比較。

ロープロファイルCPUクーラーとは、主にMini-ITXのマザーやケースなどでPCパーツ同士の干渉や限られたスペースで組まないといけない場合に使用される背の低いCPUクーラーのこと。逆に言うと、ATXやmicroATXのマザーボードやケースでこのロープロファイルCPUクーラーを積極的に使う理由はありませんし特にメリットもないかと思います。

ロープロファイルCPUクーラースペック比較

• トップフローとは

CPUだけでなくチップセットやメモリなど広い範囲を冷却することができるタイプ。厚さを抑えた製品も多いのでMini-ITXなどで組もうとしている時に最適。今回紹介しているCPUクーラーは全てトップフロータイプになります。

Samuel17

Samuel17はサイズが販売しているPROLIMA TECH製のCPUクーラー。寸法は幅120mm×奥行121.2mm×厚さ45mm。アルミ製ヒートシンクに6mm径ヒートパイプを6本搭載。取り付けはマザーボードにネジで固定。ファンは付属していないので厚さ12mm/25mmの12cmファンを別途購入する必要があります。ファン次第でどれだけ冷えるか変わってくるのでファンの選定に迷うところですが、同じくサイズから販売されている120mm/12mmファンのKAZE-JYUNIスリム1200rpm SY1212SL12Lと組み合わせると全厚さ57mmで済むのでオススメです。

SCKZT-1000（小槌)

SCKZT-1000こと小槌はサイズ製のCPUクーラー。寸法は幅110mm×奥行103mm×厚さ40mm。6mm径ヒートパイプを3本搭載し、80mmファンをフィン構造物の直下に埋め込む設計を採用しているため厚さ40mmを実現している。重さも250gと軽量なので取り付けにはバックプレートが不要の簡単ネジ止め固定方式E.I.S(Easy Installation with Screw)を採用。

RR-GMM4-16PK-J1(風神スリム)

風神スリムはCoolerMaster製のスリムタイプのCPUクーラー。寸法は幅137mm×奥行12mm×厚さ59mm。
CPUの表面と直接接する構造になっている4本の銅製ヒートパイプや、15mmの薄型オリジナル120mmファン(500rpm~1600rpm)を搭載。わずか59mmの薄さを実現しながらも120mm×118mmの大型フィンを搭載しており、少ないスペースであってもリテールクーラーより強力に冷却可能。

SHURIKEN Rev.B(手裏剣リビジョンB)

手裏剣リビジョンBはサイズ製のCPUクーラー。寸法は幅116mm×奥行106mm×厚さ64mm。
6mm径ヒートパイプを3本搭載し、オリジナル設計の100mm×100mm×12mmのファン(200rpm～2200rpm)を搭載し厚さ64mmを達成。取り付けにはネジ留めや専用バックプレートが不要なVTMS(Versatile Tool-Free Multiplatform System)を搭載。静かで重負荷時に91度から57度に下がったとのレビューも有りよく冷える模様。

VANXIE RC-0801B

VANXIEはREEVEN製のCPUクーラー。寸法は幅80mm×奥行98mm×厚さ34mm。
小型ながらもTDP95WまでのCPUに対応し、6mm径のヒートパイプを2本使用し、外観を損なわないようにニッケルメッキ処理が施してある。また、幅80mm×奥行80mm×厚さ10.8mmのファンも付属している。取り付けはバックプレートが不要でマザーボード裏からネジ止めして固定するだけ。

ITX30

ITX30はTHERMOLAB製のCPUクーラー。寸法は幅94mm×奥行100mm×厚さ30mm。
冷却性能を重視し全銅製フィンを採用し、6mm径ヒートパイプを2本使用。ファンには10mm厚のPWM仕様の8cmファンを搭載。

CC-Shero-01-A(Gelid SlimHero)

CC-Shero-01-AことGelid SlimHeroはGELID製CPUクーラー。寸法は幅123mm×奥行131mm×厚さ59mm。
6mm径ヒートパイプを4本採用し、全高59mmの超薄型の設計により、スリム型PCケースやMini-ITXマザーボードに最適。ファンは静音性を確保し長寿命化を実現したハイドロダイナミックベアリング搭載PWMファンを採用。
また、4方向自由自在に干渉を回避できる｢4 Mouting Drectionsクリップ｣を採用。

迷ったならSamuel17 or 小槌 or 風神スリム or 手裏剣リビジョンBから予算に合うものをどれか1つを選べばOK。どれも定番です。