LGA1151, LGA1150, LGA1155, LGA1156の違いについて

投稿日:2018/02/03 更新日:

LGA1150LGA1151, LGA1150, LGA1155, LGA1156の違いについてまとめました。それぞれが対応しているCPUやマザーボードの早見表もあり。

 LGA1151, LGA1150, LGA1155の違い早見表

ソケット形状互換性対応アーキテクチャ対応CPU対応メモリ対応チップセット
LGA1151なしCoffee Lake(第8世代)
最新世代
Core i7 8xxx
Core i5 8xxx
Core i3 8xxxなど
DDR4Z370, H370, B360, H310
LGA1151なしKaby Lake(第7世代)
Skylake(第6世代)
Core i7 7xxx
Core i5 7xxx
Core i3 7xxx
Core i7 6xxx
Core i5 6xxx
Core i3 6xxxなど
DDR4
DDR3L
DDR3
Z270, H270, B250
Z170, H170, B150, H110
LGA1150なしBroadwell(第5世代)
Haswell Refresh(新第4世代)
Haswell(第4世代)
Core i7 5775C
Core i5-5665C
Core i7 47xx
Core i5 4xxx
Core i3 4xxx
Pentium G 3xxx
Celeron G18xx
Xeon E3 12xxなど
DDR3Z97, H97
(BroadwellはZ97, H97のみ)
Z87, H87, B85, H81
LGA1155なしIvy Bridge(第3世代)
Sandy Bridge(第2世代)
Core i7 37xx/2xxx
Core i5 3xxx/2xxx
Core i3 3xxx/2xxx
Pentium G2100/G8xx~G6xx
Celeron G1600/G5xx~G4xx
Xeon E3 12xxなど
DDR3Z77, H77, B75
Z68, P67, H67, H61
LGA1156なしLynnfield
Clarkdale
(第1世代)
Core i7 8xx
Core i5 7xx/6xx
Core i3 6xxx
Pentium G 6xx
Celeron G1101
Xeon L3xxx/X3xxx
DDR3P55, H55, H57, Q57

ソケット形状と対応CPU(簡易版)

ソケット形状対応CPU
LGA2011v-3Haswell Intel Core i7 Extreme(5800/5900番代)
LGA2011Sandy Bridge&Ivy Bridge世代Core i7 Extreme(3800/3900/4800/4900番代)
LGA1151第8世代(Coffee Lake)Core i7, Core i5, Core i3
LGA1151第7世代(Kaby Lake)Core i7, Core i5, Core i3, Pentium G, Celeron G
第6世代(Skylake)Core i7, Core i5, Core i3, Pentium G, Celeron G
LGA1150第5世代(Broadwell)Core i7, Core i3
新第4世代(Haswell Refresh)Core i7, Core i5, Core i5, Pentium G, Celeron G
第4世代(Haswell)Core i7, Core i5, Core i3, Pentium G, Celeron G
LGA1155第3世代(Ivy Bridge)Core i7, Core i5, Core i3, Pentium G, Celeron G
第2世代(Sandy Bridge)Core i7, Core i5, Core i3, Pentium G, Celeron G
LGA1156第1世代(Nehalem)Core i7, Core i5, Core i3, Pentium G, Celeron G
LGA1366NehalemのCore i7
LGA775Pentium 4, Pentium D, Celeron D, Pentium Extreme Editionm, Pentium Dual Core,
Core 2 Duo, Core 2 Extreme, Celeron, Xeon 3000シリーズ, Core 2 Quad

 

おまけとしてソケット形状と対応CPUも掲載しておきます。

第8世代CPU「Coffee Lake-S」はLGA1151ながらも互換性は無し、旧世代からの載せ替えは不可

Intelのデスクトップ向け第8世代CPU「Coffee Lake-S」は、第7世代CPU「Kaby Lake」および第6世代CPU「Skylake」と同様に、CPUソケットがLGA1151ですが、電源設計が刷新されており、既存のIntel 200シリーズのチップセットを搭載するマザーボード、Intel 100シリーズのチップセットを搭載するマザーボードとの互換性はありません。

第8世代CPU「Coffee Lake-S」は、IntelZ370, H370, B360, H310チップセットを搭載するマザーボードにのみ搭載できます。

ここで特徴をまとめておきましょう。

コードネームCoffee Lake-SKaby LakeSkylake
世代第8世代第7世代第6世代
ソケット形状LGA1151LGA1151LGA1151
【対応しているチップセット】
Intel Z370××
Intel H370××
Intel B360××
Intel H310××
Intel Z270×
Intel H270×
Intel B250×
Intel Z170×
Intel H170×
Intel B250×
Intel H110×
【互換性】Kaby Lake,
Skylakeとの互換性は無い
Skylakeとの互換性はある
Coffee Lake-Sとの互換性はない
Kaby Lakeとの互換性はある
Coffee Lake-Sとの互換性はない

Coffee Lakeで1台自作しています

Core i7-8700Kで自作PCを1台組んでいます。詳細や構成はこちらから。この構成で初期不良や相性問題などは一切発生しておらず、今まで問題なく動いていますよ。ぜひとも構成の参考にしてください。

LGA1151とLGA1150とLGA1155は互換性はありません!

たとえば、Z77チップセット(ソケット形状がLGA1155)のマザーボードにCPUのソケット形状がLGA1150のCore i7-4790Kを搭載することは出来ませんし、Z97チップセット(LGA1150)のマザーボードにソケット形状がLGA1155のCPUを搭載することは出来ません。もちろんLGA1156やLGA1366などとも互換性はありません。

また、Z170チップセット(LGA1151)のマザーボードにソケット形状がLGA1155, LGA1150のCPUを搭載することは出来ません。絶対に搭載出来ないので諦めて新しいマザーボードとCPUを買いましょう。

LGA1151とLGA1150とLGA1155はランド(ピン)の数が違う

LGA1155

LGAはLand Grid Array(ランドグリッドアレイ)の略で、ランドというのが陸、平たい接点のこと。要はこの画像の金属のピンのことです。

LGA1155はこのランドが1155個あります。暇なら数えてみましょう。LGA1150ならランドが1150個、LGA1151ならランドが1151個あります。どう頑張ってもピン数が異なるCPUは搭載出来ませんし壊れます。諦めてください。

でもCPUクーラーは互換性がある(ネジピッチが同じ)

LGA1151とLGA11500とLGA1155のCPUとマザーボードは互換性はありませんが、CPUクーラーだけはネジピッチが同じなので互換性があり、GA1151でもLGA1150, LGA1155のCPUクーラーが使用出来ます。

LGA1150, LGA1155, LGA1156, LGA1366までは大抵のCPUクーラーが対応しています。

Skylake世代のCPUやマザーボードは基板が薄く、運搬時に曲がる可能性がある」という記事が出ていますが、これは重量のある大型CPUクーラーでの話です。国内でCPUクーラーを製造・販売しているメーカーの現行のCPUクーラーについては特にアナウンスはされていないのでその心配はなさそうです。

Skylake(LGA1151)からはDDR4メモリが主流に

SkylakeからDDR4メモリが主流になりました。中にはDDR3メモリ対応のマザーボードもありますが、あくまで主流はDDR4メモリです。

DDR3メモリに対応しているマザーボードについては以下の記事にてまとめています。

メモリの選択肢ユーザーはない

ユーザーは使うメモリを選択することは出来ません。マザーボード次第です。マザーボードがDDR4メモリしか搭載出来なければもちろんDDR4メモリしか使えません。

LGA1151でDDR3メモリを使うとなると選択肢が狭まります。DDR4メモリを持っていないなら素直にDDR4メモリを買いましょう。DDR4メモリに対応しているマザーボードが少なく流通量や製品数も少なかったせいで値段が高かった昔と違って、今はDDR4メモリとDDR3メモリの価格差はそこまでありません。

PCパーツを1つも持っていない状態で自作するなら最新世代を

長い目で見ると結局は最新世代で組む必要が出てきますので、1つも持っていない状態で自作するなら最新世代のCPUとマザーボードを揃えることをオススメします。

確かに前世代のマザーボードのほうが価格が安いですが、最新世代のマザーボードが発売されてしばらく経つと旧世代マザーボードはメーカーが生産を終了します。

生産を終了すると市場での旧世代マザーボードの流通量が減少し、店頭では売り場がどんどん縮小されてじわじわと姿を消します。数年後マザーボードが原因のトラブルが発生したので代理店に問い合わせてみたら、「マザーボードの在庫が存在しない」「修理受付自体が終了している」と言われた場合貴方はどうしますか?オークションなどで状態がよく分からない、動作確認のされていない中古品を調達しますか?

誰かからCPUとマザーボードを譲り受けたならひとまずは旧世代で組んでみて、性能に不満が出てきたら最新世代に乗り換えるのもいいかもしれませんが、最新世代で組み直したくなったら結局はCPUとマザーボードとメモリを新規で調達しないといけないのでトータルコストは変わらないと思いますよ。

LGA1151について(最新世代)

LGA1151はIntel製CPUソケット。LGA1150とLGA1155の後継にあたる規格で、LGA1150とLGA1155との互換性はありません。

対応しているCPUはKaby Lake, Skylake世代のCPU。Kaby Lake, Skylakel世代のCPUが搭載できるマザーボードはZ270, H270, B150マザーボード、Z170, H170, B150, H110マザーボードです。

Kaby Lake世代CPUの発売と同時にZ270, H270, B150マザーボードが発売されましたが、Z170, H170, B150, H110マザーボードでもUEFI BIOSを最新バージョンにアップデートすることでKaby Lake世代CPUを搭載できるようになります。

とはいえ、Skylakeで組んでいる人がKaby Lakeに乗り換えるような積極的な理由は見られません。Ivy BridgeやSandy Bridgeあたりで組んでいる人が乗り換えるのはよさそうです。

ソケット形状がLGA1151なCPU(Coffee Lake & Kaby Lake & Skylake)

Coffee Lake

  • Intel Core i7 8000番台
  • Intel Core i5 8000番台
  • Intel Core i3 8000番台

Kaby Lake

  • Intel Core i7 7000番台
  • Intel Core i5 7000番台
  • Intel Core i3 7000番台

Skylake

  • Intel Core i7 6000番台
  • Intel Core i5 6000番台
  • Intel Core i3 6000番台
  • Intel Pentium G4000番台
  • Intel Celeron G3900番台

ソケット形状がLGA1151なチップセット・マザーボード

Intel 300シリーズ

  • Z370(オーバークロック可能)
  • H370(オーバークロック不可)
  • B360(オーバークロック不可)
  • H310(オーバークロック不可)

Intel 300シリーズはCoffee Lakeのみに対応。M.2スロットを最大3つ搭載し、3スロットともに32Gb/sに対応、Intel Optane Technologyに対応。Intel 200シリーズと比較して劇的な進化はありません。

Intel 200シリーズ

  • Z270(オーバークロック可能)
  • H270(オーバークロック不可)
  • B250(オーバークロック不可)

Intel 100シリーズと比較すると、M.2スロットを最大3つ搭載し、3スロットともに32Gb/sに対応、Intel Optane Technologyに対応したくらいで、あまり進化したようには感じられません。

Intel 100シリーズ

  • Z170(オーバークロック可能)
  • H170(オーバークロック不可)
  • B150(オーバークロック不可)
  • H110(オーバークロック不可)

Intel 9シリーズと比較するとSATA Expressコネクタ数やM.2スロット数が増え、帯域も9シリーズでは10Gb/sしか無かったM.2スロットが30Gb/sになったり、SATA Expressコネクタが16Gb/sになったりと増強しました。

どれだけ増強したかはマザーボードメーカーによります。また、M.2ストレージでのRAID構成も可能になったり、NVMe SSDを標準でサポートしているなど結構な進化を遂げています。

LGA1150について(旧世代)

LGA1150はIntel製CPUソケット。LGA1155の後継にあたる規格で、LGA1151とLGA1155との互換性はありません。

対応しているCPUは, Broadwell世代, Haswell Refresh, Haswell世代のCPU。

Broadwell, Haswell Refresh, Haswell世代のCPUが搭載できるマザーボードはZ97, H97マザーボードで、Haswell Refresh, Haswell世代のCPUが搭載出来るマザーボードはZ87, H87, B85, H81マザーボードです。

ソケット形状がLGA1150なCPU(Broadwell, Haswell Refresh, Haswell)

  • Intel Core i7 4700番台
  • Intel Core i5 4000番台
  • Intel Core i3 4000番台
  • Pentium G 3000番台
  • Intel Celeron G 1800番台
  • Xeon E3 1200番台

CPUに関しては以下の記事にて詳しくまとめています。

ソケット形状がLGA1150なチップセット・マザーボード

Intel 9シリーズ

  • Z97(オーバークロック可能)
  • H97(オーバークロック不可)

Intel 8シリーズとの違いはM.2スロット・SATA Expressコネクタに対応していること、第5世代CPU「Broadwell」に対応していることです。

チップセットによって搭載されている機能やSATAポート数、USB3.0ポート数などが異なるためよく調べましょう。Intel 9シリーズおよびZ97, H97チップセットに関しては以下の記事にて詳しくまとめています。

 Intel 8シリーズ

  • Z87(オーバークロック可能)
  • H87(オーバークロック不可)
  • B85(オーバークロック不可)
  • H81(オーバークロック不可)

Intel 8シリーズはM.2スロット・SATA Expressコネクタが無く、Broadwellに対応しないと言われています。Haswell RefreshはBIOSを対応しているバージョンへと更新することによって搭載可能になります。

チップセットによって搭載されている機能やSATAポート数、USB3.0ポート数などが異なるためよく調べましょう。Intel 8シリーズおよびZ87, H87, B85, H81チップセットに関しては以下の記事にて詳しくまとめています。

LGA1155について(旧世代)

LGA1155はIntel製CPUソケット。LGA1156の後継にあたる規格。このLGA1155の更に後継となる現在の主流のLGA1151との互換性はありません。

対応しているCPUはIvy Bridge, Sandy Bridge世代。Ivy Bridge, Sandy Bridge世代のCPUが搭載できるマザーボードはZ77, H77, B75マザーボード、Z67, P67, H67, H61マザーボードです。

ソケット形状がLGA1155なCPU(Ivy Bridge, Sandy Bridge)

  • Intel Core i7 3700/2000番台
  • Intel Core i5 3000/2000番台
  • Intel Core i3 3000/2000番台
  • Pentium G2100/G800~G600番台
  • Celeron G1600/G500~G400番台
  • Xeon E3 1200番台 v2/1200番台

ソケット形状がLGA1155なチップセット・マザーボード

  • Z77
  • H77
  • B75
  • Z68
  • P67
  • H67
  • H61

LGA1156について(旧世代)

LGA1156はIntel製CPUソケット。LGA775の後継にあたる規格。このLGA1156の更に後継の規格になるLGA1155, LGA1150, LGA1151との互換性はありません。

対応しているCPUはLynnfield, Clarkdale世代。Lynnfield, Clarkdale世代のCPUが搭載できるマザーボードはP55, H55, H67, Q57マザーボードです。

ソケット形状がLGA1156なCPU(Lynnfield, Clarkdale)

  • Intel Core i7 800 番台 (Lynnfield)
  • Intel Core i5 700/600番台 (Lynnfield/Clarkdale)
  • Intel Core i3 500 番台 (Clarkdale)
  • Intel Pentium G 6000 番台 (Clarkdale)
  • Intel Celeron G1101 (Clarkdale)
  • Xeon L3000/X3000 番台

ソケット形状がLGA1156なチップセット・マザーボード

  • P55
  • H55
  • H57
  • Q57

まとめ

今から自作するならLGA1151です。Z170,H170マザーボードを買ったほうが将来的にお得です。

チップセットによって搭載されている機能やポート数が異なるためよく調べましょう。参考になれば幸いです。




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