ドスパラ GALLERIA UA9C-R80T(RTX2080 Tiモデル)のスペックと評価まとめ。
ドスパラ GALLERIA UA9C-R80T
GALLERIA UA9C-R80Tは、Core i9-10900K、GeForce RTX2080 Ti、メモリ32GB、1TB NVMe SSDを搭載したゲーミングデスクトップパソコンです。
搭載されているCPUとグラフィックボードは2020年8月時点では最も良いものです。
ドスパラの分類によると、ヘビーゲーマー向けゲームパソコンと位置づけられています。
ドスパラ GALLERIA UA9C-R80Tのスペック表
OS | Windows 10 Home 64ビット | |
オフィスソフト | Office なし | |
Steam | Steamクライアントのインストール | |
CPU | インテル Core i9-10900K (3.70GHz-5.20GHz/10コア/20スレッド) | |
CPUファン | Scythe 虎徹 MarkⅡ(SCKTT-2000) | |
グラフィックボード | NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti 11GB (HDMI x1,DisplayPort x2,USB TYPE-C x1) | |
電源ユニット | 750W 静音電源 (80PLUS GOLD) | |
メモリ | 32GB DDR4 SDRAM (PC4-23400/16GBx2/2チャネル) | |
SSD | 1TB NVMe SSD (M.2 2280, 読込速度 3200MB/s, 書込速度 3000MB/s) | |
HDD/SSD | 2TB HDD | |
光学ドライブ | 光学ドライブ無し (※カスタマイズで選択可能) | |
サウンド | マザーボード 標準 オンボードHDサウンド | |
PCケース | ガレリア専用 SKケース (ATX) プレミアム(アルミ) | |
フロントケースファン | 14cm 静音FAN | |
リアケースファン | 14cm 静音FAN | |
トップケースファン後部 | 14cm 静音FAN (約900rpm) | |
LAN | ギガビットLANポート x1 (マザーボードオンボード) | |
マザーボード | インテル Z490 チップセット ATXマザーボード PCI-E x16 x2 PCI-E x1 x4 メモリスロット x4(最大64GB) SATA3 x4 M.2 x2 ※M.2_2 ソケットとSATA6G_2 ポートは排他利用、同時使用不可 | |
入出力ポート(前面) | USB 3.2 Gen1 Type-A x4 | |
入出力ポート(背面) | USB2.0 x2 USB3.2 Gen2 x2 (Type A x2) USB3.2 Gen1 x2 (Type A x2) | |
標準キーボード | キーボード無し | |
標準マウス | マウス無し | |
本体サイズ | 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ) mm | |
重量 | 約14kg | |
持込修理保証 | 保証期間1年 |
3D性能(Direct X)ベンチマーク(3D Mark)
Time Spy | 13324 |
Fire Strike | 25683 |
Fire Strike Ultra | 7956 |
総合ベンチマーク(PC Mark 10)
- 総合スコア7915
ドスパラ GALLERIA UA9C-R80Tの個人的なスペック評価
ドスパラのパソコンの標準構成の注意点
ドスパラはパソコンの標準構成やアップグレードのオプションを事前案内なしに突然変更するので、この記事の情報が古い可能性があります。
例えば、9月27日時点ではABCへのアップグレードができたけど、9月28日に突然ABにしかアップグレードできなくなる、標準搭載CPUのグレートが下がる、といったことが起こる可能性があります。
ドスパラの公式製品ページに掲載されている情報が常に最新で正しいものになります。購入の際はご注意ください。
CPU
標準で搭載しているCPUはCore i9-10900Kです。CPUのアップグレードは不可能です。そもそも一番良いCPUを搭載しているのでアップグレード自体が不要です。
マザーボードはZ490チップセットを搭載したマザーボードなので、Core i9-10900Kのオーバークロックが可能です。
CPUクーラー
CPUクーラーはサイズの虎徹 Mark II(SCKTT-2000)を搭載しています。虎徹 Mark IIは空冷CPUクーラーでは鉄板です。
虎徹 Mark IIから別のCPUクーラーの変更は不可能ですが、虎徹 Mark IIは2020年8月18日時点で価格コムのCPUクーラーのランキングで1位です。
よく分からないメーカーのよくわからないCPUクーラーではありません。ご安心ください。
グラフィックボード
グラフィックボードはNVIDIA GeForce RTX 2080 Ti 11GB (HDMI x1,DisplayPort x2,USB TYPE-C x1)を搭載しています。メーカーは不明です。
NVIDIA GeForce RTX 2080 Tiは2020年8月現在一番スペックが良いグラフィックボードです。グレード的には文句なしです。
- GeForce RTX2080Ti←この製品が搭載しているのはこれ
- GeForce RTX2080 SUPER
- GeForce RTX2070 SUPER
- GeForce RTX2060 SUPER
- GeForce GTX1660 SUPER
- GeForce GTX1660
- GeForce GTX1060 3GB
- GeForce GTX1650 SUPER
- GeForce GTX1650
- GeForce GT1030
メモリ
- DDR4-2933
- 16GBメモリを2枚搭載(合計32GB)
- デュアルチャネル動作
- メーカーは不明
標準でメモリを32GB搭載しています。メーカーは不明です。
他のモデルはDDR4-2666のメモリを搭載していますが、おそらく差別化としてDDR4-2933のメモリが採用されています。
メモリは32GBあれば十分すぎます。ゲームしながら動画みたり配信しても問題ないでしょう。
マザーボード
マザーボードはインテル Z490 チップセット ATXマザーボードが搭載されています。メーカーは不明です。
マザーボードのメーカーは明記されていませんが、ドスパラサポートページを見てみると、ASUS製マザーボードまたはASRock製マザーボードが搭載されていることが読み取れます。
搭載しているポート数やコネクタ数から見ると、マザーボードとしては標準的なスペックです。
- PCI-E x16 x2
- PCI-E x1 x4
- メモリスロット x4(最大64GB)
- SATA3 x4
- M.2 x2
- ※M.2_2 ソケットとSATA6G_2 ポートは排他利用、同時使用不可
標準で搭載しているSSD
- 容量1TB
- NVMe SSD
- M.2 2280
- 読込速度 3200MB/s
- 書込速度 3000MB/s
となっています。
オプションでアップグレードも可能です。
どのメーカーのどのSSDを搭載しているのか分からない=品質が分からないので、個人的にはSamsung 500GB NVMe SSD(970 EVO Plusシリーズ, 読込速度 3500MB/s, 書込速度 3200MB/s, 3bit MLC)へのアップグレードをオススメします。
HDD
HDDは標準で2TBのものを搭載しています。
HDDはオプションで無くすことができないようになっており、HDDかSSDを選ぶしかないです。
- 2TB HDD
- 1TB HDD
- 4TB HDD
- 8TB HDD
- 500GB SSD
- 500GB SSD (TLC/Samsung製)
- Samsung 1TB SSD (860 EVOシリーズ, 読込速度 550MB/s, 書込速度 520MB/s, 3bit MLC)
- WD 1TB SSD (WD BLUEシリーズ, 読込速度 560MB/s, 書込速度 530MB/s)
- WD 2TB SSD (WD BLUEシリーズ, 読込速度 560MB/s, 書込速度 530MB/s)
HDDかSSDをもう1台追加可能
追加でHDDかSSDをもう1台搭載できるようになっています。こちらは完全にオプションです。
光学ドライブはオプション
光学ドライブはオプションになっています。
パソコン浦島太郎の人は光学ドライブを搭載していないことに対してびっくりするかもしれませんが、Windows 10のインストールメディアでもUSBメモリが使われていたりします。
光学ドライブのオプション
- DVDスーパーマルチドライブ (DVD±R DL 対応)
- DVD-ROMドライブ
- Blu-rayドライブ (BD-XL 対応)
- Pioneer Blu-rayドライブ (BDR-212XJBK/WS BD-XL 対応)
電源ユニットについて
電源ユニットは80PLUS GOLDの750W電源を搭載しています。
オプションでコルセアの1000W電源にアップグレードすることも可能ですが、1000Wはさすがに多すぎます。過剰です。
PCケースや冷却性能について
GALLERIA RM5R-G50はのPCケースは、ガレリア専用 SKケース (ATX) プレミアム(アルミ)という名前のものを採用しています。ドスパラオリジナルケースです。
ヘアライン加工を施したアルミ外装になっています。Uシリーズのパソコンだけがヘアライン加工されています。
サイドパネルは左右側面ともに一部が透明になっており、冷却ファンや各ボードの配線パターンなどをデザインとして魅せることができます。
PCケースの拡張性について
ケースの仕様が明かされていないので不明ですが、3.5インチHDDと2.5インチSSDをそれぞれ2台ずつ搭載できるのは間違いないです。
エアフローについて
ケースの前面や左右の側面から空気を取り込み、ケースの上部と背面から空気を出すようになっています。
ケース左右側面はメッシュになっているようなので、埃が入ってきそうななのがちょっと心配です。
搭載しているファンについて
- ケースのフロント(前面)部分に14cmファン1個搭載(吸気)
- ケースのトップ(上面の後部)に14cmファン1個搭載(排気)
- ケースのリア(背面)部分に14cmファン1個搭載(排気)
- 【オプション】ケースのトップ(上面の前部)に14cmファン1個搭載
標準では14cmファンを3つ搭載しています。オプションでファンを追加することができますが、優先度は低いです。
ファンにこだわりがあるのであれば、後からAmazonとかで買ってきて追加したり交換するようにしましょう。
追加・変更したいパーツについて
BTO PCで一般的に言われていること
これはドスパラだけなく、マウスコンピューター、ツクモなど、どこであっても言われていることです。
- PCパーツで型番を書いていないパーツは安いものを使っている可能性がある
- 粗悪品とまでは言わないが、最低ランクのものが搭載されている可能性がある
- 特に電源ユニットやSSDで言われている
- とにかくメーカー名が分からないPCパーツが多いのだが、そこを気にしだしたらキリがない
- 全て自分で決めたいなら自作PCがオススメ、全てのパーツを自分で決められます
個人的に追加・変更したいパーツはこれ
- 標準SSD
- 光学ドライブ(必要であれば)
メモリ/SSD/HDDは後から簡単に追加できるので、簡単に交換できないところにお金をかけるのがいいです。
WindowsがインストールされているSSDは後から自分で交換しようとすると、データ移行などの作業が必要になります。時間がかかって面倒ですよ。
SSDをアップグレードしたい
- Samsung 500GB NVMe SSD(970 EVO Plusシリーズ, 読込速度 3500MB/s, 書込速度 3200MB/s, 3bit MLC)
- Intel 1TB NVMe SSD (660pシリーズ, M.2, 読込速度 1800MB/s, 書込速度 1800MB/s, QLC)
SSDはメーカーがきちんと記載されているものに変更したいです。
速度が増える代わりに容量が減るか、容量は同じで速度が減るかという選択肢になりますが、OSを起動するくらいであったら3500MB/sでも1800MB/sでも変わらないでしょ、というのが持論です。
光学ドライブはどうしても使うなら追加
- DVDスーパーマルチドライブ (DVD±R DL 対応)
光学ドライブはどうしても使うなら追加しましょう。最近光学ドライブは使いましたか?DVDとか焼いたりしますか?
どうしても不安だという人は構成時に光学ドライブを追加してもいいと思いますが、必要に迫られたときにUSBの外付けDVDドライブを買っても良いと思いますよ。
Windows 10のパッケージって今は光学ディスクじゃなくてUSBメモリでも販売されているんですよ。また、インストールメディアは後からUSBメモリでも作ることができます。
メモリ/SSD/HDDは自分で買ってきて追加したほうが安いが、手間・面倒・保証が気になるなら構成時に追加を
身も蓋もない事を言いますが、構成次点でメモリ容量を増やしたり、2.5インチSSDや3.5インチHDDを追加したりするよりも、Amazonとかで自分で買って後から取り付けたほうが安いですよ。
構成時点でメモリを32GB(16GB×2枚)にしようとすると1万5800円(+税)かかりますが、Amazonで8GB×2枚組のメモリが7000円くらいで売っています。
それを2セット買って全部メモリを交換すれば1万4000円くらいで32GBにできます。
SSDやHDDも同様で、自分でSSDやHDD、SATA3ケーブルなどを買って追加したほうが安いです。
- どうしてもパーツ追加方法が分からない
- ケースを開けてパーツを追加したりするのが怖い
- 調べたり取り付けたりする時間的コストを考えると、誰かにやってもらったほうが良い
という場合は構成時点でメモリ・SSD・HDDを増やしましょう。
CPUクーラーは冷却に不満があるなら後で交換を
CPUクーラーは虎徹Mark IIというド定番の製品を搭載していますが、もしも使っていて冷却に不満があるのであれば、後からCPUクーラーを交換することをオススメします。
noctuaのNH-U12Aとか、サイズの無限五リビジョンBあたりに交換するといいんじゃないでしょうか。
【評価】最高スペックで文句無し、これで動かないゲームは無い
- Core i9-10900K
- GeForce RTX2080 Ti
- メモリ32GB
- 1TB NVMe SSD
を搭載しているので、最高スペックで文句なしです。
インテルはRyzenにベンチマークスコアなどでは負けていますが、ゲーム性能に限ってはまだインテルのほうが強いです。
ガレリアのIntel Core搭載モデルの中でも一番スペックがいいです。これで動かないゲームは無いです。
販売価格は確かに高いんですが、RTX2080 Tiって13万円~20万円くらいするので(2020年8月23日現在)、価格の3分の1くらいはグラボ代です。
正直個人的にはグラボのランクを1つ下げてRTX2080 Superでもいいかな~と思います。スペック志向、最強PCをドスパラで買いたい!という人はこれ一択ですね。