マウスコンピューター G-Tune EP-Zのスペック評価とまとめ。
マウスコンピューター G-Tune EP-Zについて
株式会社マウスコンピューターは2020年9月18日、ゲーミングパソコンブランド「G-Tune」から、NVIDIA GeForce RTX3080を搭載したゲーミングデスクトップパソコン「G-Tune EP-X」を同日より発売することを発表しました、
最大の特徴としては、前世代のRTX 20シリーズより大幅にパフォーマンスの向上した最新のグラフィックスカード 「NVIDIA GeForce RTX 3080」 を搭載していることです。
マウスコンピューター G-Tune EP-Zのスペック
OS | Windows 10 Home 64ビット (DSP) |
---|---|
プロセッサー | インテル® Core™ i7-10700K プロセッサー |
詳細 | 8コア/ 16スレッド/ 3.80GHz/ TB時最大5.10GHz 16MB スマートキャッシュ/ HT対応 |
CPU FAN | 水冷CPUクーラー 240mm長型ラジエーター (2連ファン) |
グラフィック・アクセラレーター | GeForce RTX™ 3080 |
ビデオメモリ | 10GB |
標準容量 | 32GB (16GB×2/ デュアルチャネル) |
スロット数/最大容量 | 4 (空き 2)/ 最大64GB (16GB×4) |
メモリタイプ | PC4-21300 DDR4 |
M.2 SSD | 1TB (NVMe対応)/ M.2シールド付属 |
SSD | - |
ハードディスク | 2TB |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (スロットイン) |
チップセット | インテル® Z490 チップセット (ATX) |
カードリーダー | - |
サウンド | ハイデフィニション・オーディオ |
ディスプレイ | 4 (DisplayPort×3、HDMI×1) (DisplayPort-DVI-D変換ケーブル付属) |
キーボード/マウス | 1 (PS/2 Mini DIN 6ピン) |
USB2.0 | 2 (前面×2) |
USB3.0 | 6 (背面×4、前面×2) |
USB3.1 | 2 (Type-A/背面×1、Type-C/背面×1) |
イーサネット | 1 (1000Base-T/100Base-TX/10Base-T対応(RJ-45)) |
サウンド | ラインイン、ラインアウト、ヘッドホン(前面×1) マイク入力 (モノラル 前面×1/背面×1) リアスピーカー、センター・サブウーファー |
S/PDIF | 1 (オプティカル/角型 背面×1) |
2.5型 | シャドウ×2 (空き 2) |
3.5型 | シャドウ×1 (空き 0) |
スリムODDベイ | オープン×1 (空き 0) |
電源 | 1200W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUS® GOLD】 |
本体寸法 幅×奥行き×高さ(mm) | 215×490×501 |
重量(本体) | 約 18.0kg |
保証期間 | 1年間無償保証・24時間×365日電話サポート |
マウスコンピューター G-Tune EP-Zのスペックと個人的な評価
CPU
CPUはIntel Core i7-10700Kを搭載しています。オプションでCore i9-10900Kを搭載することもできます。
Core i7-10700Kは第10世代インテルCore i7シリーズの中では一番いいCPUです。
Core i9-10900Kは、個人向けプロセッサとしては初めて10コア20スレッドに対応しました。
マルチコアでの処理が有効な、3DCG レンダリングや画像の現像処理等のスピードが向上し、クリエイティブ作業に活用できます。また、プレイと同時に実況や配信を楽しむ最新のゲーミング環境にも、マルチコア処理が有効です。
CPU名 | Core i7-10700K | Core i9-10900K |
コア数/スレッド数 | 8コア 16スレッド | 10コア 20スレッド |
動作周波数 | 3.8GHz | 3.7GHz |
TB時動作周波数 | 5.1GHz | 5.3GHz |
キャッシュ | 16MB | 20MB |
オーバークロック | 可能 | 可能 |
マザーボードはZ490チップセットを搭載したマザーボードなので、Core i7-10700KやCore i9-10900Kのオーバークロックが可能です。
CPUクーラー
CPUクーラーは240mm長の水冷CPUクーラーを搭載しています。オプションで360mm長のものに変更可能です
水冷CPUクーラーは、空気よりも熱容量が大きい冷却液(クーラント液)をポンプで循環してCPUを冷却するCPUクーラーのことです。
水冷CPUクーラーのかんたんな仕組み
- CPUの表面とCPUクーラーの接着面の部分を密着させる
- ラジエーターから冷却水がCPUに送られる
- CPUの熱で温められた冷却水がラジエーターに戻っていく
- 戻っていくときにファンからの送風で再び冷却水を冷やす
グラフィックボード
標準搭載しているグラフィックボードは、NVIDIA GeForce RTX 3080 / 10GB ( DisplayPort×3 / HDMI×1 )です。
RTX30シリーズは2020年9月18日時点ではRTX3090、RTX3080、RTX3070の3つが存在しますが、RTX3080はちょうど中間のグレードになります。
メモリ
- DDR4-2666メモリ
- 16GB×2枚=32GB搭載
- デュアルチャネル
マザーボード
マザーボードはインテルZ490チップセットのマザーボードを搭載しています。
Coreプロセッサーに対応する最新のチップセットです。第10世代インテル Core プロセッサーの新しいソケット規格である LGA1200をサポートします。
- ATX
- SATA 6Gbps対応ポート×6
- M.2スロット×2
- メモリスロット4つ、最大64GBまで認識
- PCI Express×16 : 2 (空き 1) ※下段のスロットは×4動作
- PCI Express ×8 : -
- PCI Express ×4 : -
- PCI Express ×1 : 3 (空き 2)
- PCI : -
標準搭載しているSSD
1TB NVMe M.2 SSDを搭載しています。スペックの詳細は不明です。
オプションで2.5インチSSDが追加可能
オプションでSSDを1台追加可能です。選択肢として用意されているのはCrucial MX500シリーズの500GB、1TB、2TBです。
Crucial MX500シリーズの読込速度は560MB/s、書込速度は510MB/s、ランダムリードは95000 IOPS、ランダムライトは95000 IOPSです。
HDDは標準で1台搭載
2TB HDDを標準搭載しています。
HDDを無しにすることは不可能です。3TB, 4TB, 8TBまでアップグレードも可能です。
今使っているパソコンのHDDが2TBで足りなくなった人は多めに搭載しておくことをオススメします。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチドライブ (スロットイン)が搭載されています。
ドライブの種類 | BDの書き込み | BDの読み込み | DVDの書き込み | DVDの読み込み | CDの書き込み | CDの読み込み |
---|---|---|---|---|---|---|
DVDスーパーマルチドライブ | × | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
ブルーレイ ディスク ドライブ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
電源ユニット
電源ユニットは80PLUS GOLDの1200W電源が搭載されています。必要十分でしょう。
PCケースについて
デザイン
G-Tune HP-Z(Z490)のケースのフロントパネルは強化ガラスになっていて、赤色部分はヘアライン処理されたアルミパネルです。ケースがかっこいいですよね。
USBポートについて
さまざまな外付けデバイスに対応可能な複数の I/Oポートを持ち、高速なデータ転送を可能とする USB3.1ポートを Type-A 形状と Type-C 形状で各1ポート(背面×2)搭載しています。
VR デバイスなどの接続に使用される USB3.0ポートをType-A 形状で6ポート(前面×2、背面×4)、旧来の周辺機器に採用が多い、USB2.0ポートも2ポート(前面×2)、それぞれ搭載しており、レガシーな周辺機器にも対応する柔軟性を備えています。
PCケースの拡張性について
- 350mm長の大型グラフィックボードが複数搭載できるスペースを確保
- 2.5インチストレージ2つ、3.5インチストレージ1つ搭載可能
- スリム光学ドライブを搭載可能(標準だと光学ドライブ搭載)
- 電源ユニットはケース上部にある
光学ドライブは5.25インチではないので注意してください。
エアフローについて
このケースのエアフローは、
- 底面から外気を取り込み、グラフィックスカードをダイレクトに冷却
- さらにCPUや発熱が大きいコンポーネントを効率的に冷却
- 温度が上がり、シャーシ内部で上昇した空気を大型リアファンにより強力に排気
- 底面にはスライドしてワンタッチで着脱可能な大型ダストフィルター付き
という思想になっています。
そもそもPCケース前面にファンを取り付けるスペースが無い、ケース前面から空気を吸い込めないようです。
まとめとおすすめポイント
ココがおすすめ
- Core i7-10700KとRTX3080搭載
- ケースのデザインがかっこいい
- 水冷CPUクーラー搭載で冷えて安心
ココに注意
- 2.5インチストレージ2つ、3.5インチストレージ1つしか取り付けられない
- SSDやHDDをたくさん搭載したい人は不向き