マウスコンピューター「G-Tune XM-Z」スペックまとめと評価。
マウスコンピューター「G-Tune XM-Z」について
株式会社マウスコンピューターは2020年11月12日、ゲーミングパソコンブランド「G-Tune」のマイクロタワーモデルの最上位モデル「G-Tune XM-Z」を同日より発売することを発表しました。
Core i7-10700K、水冷CPUクーラー、NVDIA GeForce RTX3070、メモリ16GB、512GB M.2 SSDを搭載しています。
マウスコンピューター「G-Tune XM-Z」スペック
OS | Windows 10 Home 64ビット (DSP) ※DSP版メディア付属 | |
---|---|---|
CPU | プロセッサー | インテル Core i7-10700K プロセッサー |
詳細 | 8コア / 16スレッド 3.80GHz / TB時最大5.10GHz 16MBスマートキャッシュ / HT対応 | |
CPUクーラー | 水冷CPUクーラー (120mmラジエーター) | |
グラフィックス | GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 8GB ( DisplayPort×3 / HDMI×1 ) DP⇒DVI-D 変換ケーブル付属 |
ビデオメモリ | 8GB | |
メモリ | 標準容量 | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
スロット数 最大容量 メモリ形状 | 4 (空き×2) 最大64GB (16GB×4) / DIMM | |
メモリ動作 | DDR4-2666 | |
ストレージ | M.2 SSD | 512GB (NVMe対応) M.2シールド付属 |
SSD | - | |
HDD | 2TB | |
チップセット | インテル Z490 チップセット (Micro ATX) | |
サウンド | ハイデフィニション・オーディオ | |
インターフェース | ディスプレイ | 4 ( DisplayPort×3 / HDMI×1 ) |
(DisplayPort) 最大7680×4320(60Hz) (HDMI) 最大3840×2160(60Hz) / 1,677万色 | ||
キーボード/マウス | 1 (PS/2 Mini DIN 6ピン) | |
USB2.0 | - | |
USB3.0 | 6 (前面 Type-A×2、背面 Type-A×4) | |
USB3.1 | 2 (背面 Type-A×1 / Type-C×1) | |
Tnunderbolt3 | - | |
ネットワーク(LAN) | 1 (背面 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応(RJ-45)×1) | |
無線 | - | |
サウンド | ラインイン、ラインアウト、ヘッドホン(前面×1) マイク入力 (モノラル 前面×1/背面×1)、リアスピーカー センタースピーカー、S/PDIF (オプティカル/角型 背面×1) | |
拡張スロット | PCI Express x16 | 2 (空き 1) ※下段のスロットは×4動作 |
PCI Express x8 | - | |
PCI Express x4 | - | |
PCI Express x1 | 1 (空き 0) | |
拡張ストレージ | 2.5インチ | シャドウ×2 (空き 2) |
3.5インチ | シャドウ×1 (空き 0) | |
5.25インチ | - | |
スリムODD | オープン×1 (空き 1) | |
電源 | 800W/AC 100V(50/60Hz) 【80PLUS TITANIUM】 | |
本体寸法 幅×奥行き×高さ(mm) | 約188.8×396×400 | |
本体重量(kg) | 約12.1kg | |
保証期間 | 1年間無償保証・24時間×365日電話サポート |
マウスコンピューター「G-Tune XM-Z」スペック解説
CPU
CPUはCore i7-10700Kを搭載しています。Core i9-10900Kへのアップグレードも可能です。
Core i7-10700Kは、インテルターボ・ブースト・マックス・テクノロジ3.0での最高クロックは5.1GHzとなり、CPU性能が影響する高フレームレートでのゲーミングに威力を発揮します。
Core i9-10900Kは、個人向けプロセッサとしては初めて10コア20スレッドに対応。マルチコアでの処理が有効な、3DCG レンダリングや画像の現像処理等のスピードが向上し、クリエイティブ作業に活用できます。また、プレイと同時に実況や配信を楽しむ最新のゲーミング環境にも、マルチコア処理が有効です。
CPU名 | Core i7-10700K | Core i9-10900K |
コア数/スレッド数 | 8コア 16スレッド | 10コア 20スレッド |
動作周波数 | 3.8GHz | 3.7GHz |
TB時動作周波数 | 5.1GHz | 5.3GHz |
キャッシュ | 16MB | 20MB |
オーバークロック | 可能 | 可能 |
マザーボードはZ490チップセットを搭載したマザーボードなので、Core i7-10700KやCore i9-10900Kのオーバークロックが可能です。
CPUクーラー
CPUクーラーは、CPUだけを直接冷却することが可能な水冷式CPUクーラーを採用しています。
サーマルスロットリングによる性能低下の発生を抑え、コンパクトなシャーシによる柔軟な設置スペースの確保と、快適なゲーム性能の両立を実現します。
従来の空冷式のCPUクーラーでは、高性能なグラフィックスカードから発する熱がコンパクトなシャーシ内部に滞留した場合、その温まった空気がCPU側に循環して、CPUの熱を下げきることができずサーマルスロットリングが発生し、性能が低下してしまう懸念があったため、搭載可能なグラフィックスカードに制限を設ける必要がありました。
水冷CPUクーラーのかんたんな仕組み
- CPUの表面とCPUクーラーの接着面の部分を密着させる
- ラジエーターから冷却水がCPUに送られる
- CPUの熱で温められた冷却水がラジエーターに戻っていく
- 戻っていくときにファンからの送風で再び冷却水を冷やす
グラフィックボード
NVIDIA GeForce RTX 3070 / 8GB ( DisplayPort×3 / HDMI×1 )を搭載しています。
NVIDIAGeForce RTX 3070は、前世代同クラス製品のGeForce RTX 2070 SUPERと比較して、SM(ストリーミングマルチプロセッサー)の搭載数が40基から46基、SM上のCUDAコア数が2,560基から5,888基へと増加し、描画能力を表すシェーダー性能は約9TFLOPSから約20TFLOPSへと2倍以上の大幅な向上が見られる、高性能グラフィックスカードです。
ゲーム時のパフォーマンスの指標となるベンチマークテスト(3DMarkTime SpyExtremeグラフィックススコア)において、4K高解像度での比較を実施した場合、本製品ではRTX2070SUPER™を搭載したシステムに対して約42%のスコアの向上が見られます。従来は描画速度を優先して解像度を小さく設定していたようなゲームプレイの場面においても、高速な描画と高解像度を両立させることが可能です。
メモリ
メモリは標準で16GB搭載しています。32GBや64GBへのアップグレードも可能です。
- DDR4-2666メモリ
- 8GB×2枚=16GB搭載
- デュアルチャネル
マザーボード
マザーボードはインテルZ490チップセットのmicroATXマザーボードを搭載しています。
Z490チップセットはCoreプロセッサーに対応する最新のチップセットです。第10世代インテル Core プロセッサーの新しいソケット規格である LGA1200をサポートします。
- microATX
- SATA3ポート4つ
- M.2スロット2つ
- CI Express x16 : 2 (空き 1) ※下段のスロットは×4動作
- PCI Express x8 : -
- PCI Express x4 ; 1
- PCI Express x1 : 1 (空き 0)
標準搭載しているM.2 SSD
512GB NVM Express SSD ( M.2 PCI Express 接続 ) [ M.2 シールド ( 放熱板 ) 付 ]を搭載しています。メーカーや型番は不明です。
個人的にはSamsung PM981aへのアップグレードをオススメします。
オプションで2.5インチSSDが追加可能
オプションでSSDを1台追加可能です。選択肢として用意されているのはCrucial MX500シリーズの500GB、1TB、2TBです。
Crucial MX500シリーズの読込速度は560MB/s、書込速度は510MB/s、ランダムリードは95000 IOPS、ランダムライトは95000 IOPSです。
HDDは標準で1台搭載
2TB HDDを標準搭載しています。
HDDを無しにすることは不可能です。3TB, 4TB, 8TBまでアップグレードも可能です。
今使っているパソコンのHDDが2TBで足りなくなった人は多めに搭載しておくことをオススメします。
光学ドライブはオプション
光学ドライブはオプションで選択可能です。
DVDスーパーマルチドライブかBlu-rayディスクドライブが選択できます。
ドライブの種類 | BDの書き込み | BDの読み込み | DVDの書き込み | DVDの読み込み | CDの書き込み | CDの読み込み |
---|---|---|---|---|---|---|
DVDスーパーマルチドライブ | × | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
ブルーレイ ディスク ドライブ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
電源ユニット
電源ユニットは80PLUS TITANIUMの800W電源が搭載されています。アップグレードは不可能です。
ちゃんと掲載された結果800W電源になっているはずなので、電源容量不足などの心配は無いでしょう。
PCケースについて
エアフロー
底面から吸気して背面から排出するスタイルです。
空気の流れに合わせた底面吸気にすることで、ケース底面の大型吸気口とサイドパネルから外気を取り込み、グラフィックスカードやCPU、HDDなど発熱の大きなパーツをダイレクトに冷却しながら、 温かい空気を自然な流れで後方に排出する効率的なエアフローを実現しています。
底面の大型吸気口には水洗い可能な「マグネット式ダストフィルター」が装着されていますので、簡単にフィルターメンテナンスをすることが可能です。
拡張性について
3.5インチストレージ1つ、2.5インチストレージ2つが搭載可能です。いっぱいHDDを搭載指定ない人には向いていません。
まとめとおすすめポイント
ココがおすすめ
- Core i7-10700KとRTX3070搭載
- ケースのデザインがかっこいい
- 水冷CPUクーラー搭載で冷えて安心
- 比較的コンパクト
ココに注意
- 2.5インチストレージ2つ、3.5インチストレージ1つしか取り付けられない
- SSDやHDDをたくさん搭載したい人は不向き