ドスパラ raytrek G5スペック解説レビュー。クリエイターデビュー向けのノートパソコンです。
ドスパラ raytrek G5について
raytrek G5は、イラスト/マンガ制作向けのペイントソフトやAdobe製品をはじめとするクリエイティブアプリケーションに最適な、高性能プロセッサーとグラフィックスを搭載したノートパソコンです。
CPUはCore i5-10500H、メモリ16GB、GeForce GTX 1650 Ti 4GB GDDR6、500GB NVMe SSDを搭載しています。
ドスパラ raytrek G5スペック
OS | Windows 10 Home 64ビット (ディスク付属) | |
オフィスソフト | Office なし | |
CPU | インテル Core i5-10300H (2.50-4.50GHz/4コア/8スレッド) | |
グラフィック機能 | NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti 4GB GDDR6 + インテル UHDグラフィックス | |
電源 | ACアダプター (120W) | |
メモリ | 16GB DDR4 SO-DIMM (PC4-21300/8GBx2/2チャネル) | |
SSD | 500GB NVMe SSD | |
HDD/SSD | HDD 無し | |
光学ドライブ | 光学ドライブ無し | |
カードリーダー | SDカードリーダー (SDXC対応) | |
サウンド | マザーボード 標準 オンボードHDサウンド | |
LAN | ギガビットLANポート x1 (マザーボードオンボード) | |
Bluetooth | Bluetooth 5 | |
マザーボード | モバイル インテル チップセット搭載マザーボード メモリスロット x2 (最大 32GB) | |
入出力ポート(背面) | Mini Display Port×2 HDMI2.0(4K@60Hz) USB3.2 Gen1 Type-C 電源入力 | |
入出力ポート(右側) | ケンジントンロック LAN USB2.0 マイク/イヤホンジャック | |
入出力ポート(左側) | SDカードリーダー(SDXC/MSXC対応) USB3.2 Gen1 Type-A | |
ディスプレイ | 15.6 インチ 非光沢ワイド リフレッシュレート 60Hz LEDバックライト液晶ディスプレイ (1920×1080ドット表示) | |
ディスプレイ色域 | sRGBカバー率約91% (sRGB比約98%) AdobeRGBカバー率約70% (AdobeRGB比約73%) | |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー (約 6.5時間) | |
キーボード | 日本語(かな印字)キーボード / 98キー | |
無線LAN | intel Wi-Fi 6 AX201NGW (IEEE802.11 ax/ac/a/b/g/n 2x2 Max2.4Gbps) | |
WEBカメラ | HD画質 WEBカメラ | |
付属品 | ACアダプター / バッテリー | |
本体サイズ | 359.8(幅) × 244.3(奥行き) × 25.8(高さ) mm | |
重量 | 約2.1kg | |
持込修理保証 | 保証期間1年 |
3D性能(DirectX)ベンチマーク
3DMark | |
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Time Spy | 3727 |
Fire Strike | 8756 |
Fire Strike Ultra | 2058 |
総合ベンチマーク
PC Mark 10 | |
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総合スコア | 4425 |
ドスパラ raytrek G5スペックの個人的な評価
液晶ディスプレイ
色空間の標準規格に準拠したsRGBカバー率91%(sRGB比約98%)の15.6インチフルHD液晶を採用しています。
CPU
ノートパソコン用CPUのなかでもハイパフォーマンスシリーズであるCore i5-10300Hを搭載しています。
普通のノートパソコン用CPUだと、末尾に「U」がついているものを搭載していることが多いです。
4コア8スレッドとスペックも十分で、長く使い続けることができるでしょう。
製品名 | Core i5-10300H | Core i5-8565U |
コア数 | 4コア | 4コア |
スレッド数 | 8スレッド | 8スレッド |
定格動作周波数 | 2.5GHz | 1.8GHz |
TB利用時の動作周波数 | 4.5GHz | 4.6GHz |
キャッシュ | 8MB | 8MB |
PassMarkスコア | 8922 | 6578 |
グラフィックボード
旧世代から飛躍的に処理性能が向上したGeForce GTX 1650Tiを搭載しています。ノートPC向けのGeForceでは一番スペックがいいです。
Photoshopのフィルタ処理の高速化、イラスト背景への3DCG導入など、高いグラフィックス性能により創作表現の幅が広がります。
PhotoshopではGPUが無いと動作しない機能、処理を高速化するためにGPUを必要とする機能があります。グラフィックボードを搭載することで、色々な動作が高速化されます。
グラフィックボードのスペック
GEFORCE GTX 1660 Ti | GEFORCE GTX 1650 Ti | GEFORCE GTX 1650 | |
GPUエンジンの仕様 | |||
NVIDIA® CUDA® コア | 1536 | 1024 | 最大 1024 |
ブースト クロック (MHz) | 1335 - 1590 MHz | 1200 - 1485 MHz | 1125 - 1560 MHz |
ベース クロック (MHz) | 1140 - 1455 MHz | 1035 - 1350 MHz | 930 - 1395 MHz |
グラフィックス サブシステム 電力 (W) | 60 - 80 W | 35 - 55 W | 30 - 50 W |
メモリ仕様 | |||
メモリ速度 | 12 Gbps | 最大 12 Gbps | 最大 12 Gbps |
標準メモリ構成 | 6GB GDDR6 | 4GB GDDR6 | 4GB GDDR6 |
メモリ インターフェイス幅 | 192-bit | 128-bit | 128-bit |
メモリ帯域幅 (GB/秒) | 288 GB/s | 最大 192 GB/s | 最大 192 GB/s |
メモリ
メモリは標準で16GB搭載しています。最大で32GBまで増量可能です。
CLIP STUDIO PAINT fot WIndowsは8GB以上推奨、Photoshopは8GB以上を推奨、Illustratorは16GB以上を推奨、Premiere Proは16GB以上を推奨しているので、使用するソフトウェアによってメモリを増量させるかどうか決めてください。
使用するソフトウェアにもよりますが、編集時に処理が多ければ多いほどCPUやメモリが要求されます。
たとえばCLIP STUDIO PAINTは、動作に必要なメモリ容量やCPU性能は、作成する画像のサイズやレイヤー数などに依存します。一般的に画像サイズが大きく、レイヤー数が多いほど、より多くのメモリ容量や高速なCPUが必要です。
メモリ16GBあるのでとりあえずは大丈夫なので、使っていてメモリ不足に陥るようであれば、自分で増設するのもオススメです。ノートパソコンのメモリはめちゃくちゃ簡単に増設できます。
SSD
SSDは500GBのNVMe SSDを搭載しています。
Adobe Creative Cloudなどのプロ向けアプリケーションの快適な動作や、高解像度の写真、ビデオ、ゲームなどのデータ保存が可能です。
標準だとSSDしか搭載していないので、データ保存用にHDDやSSDを追加することをオススメします。
SSDかHDDを追加可能
SSDかHDDを1台追加可能です。後から自分で2.5インチSSDか2.5インチHDDを買ってきて増設するのもありです。
パソコンが全く分からない人は注文時に増設しておくことをオススメします。サブじゃなくてメイン用途で使うなら標準搭載SSDの500GBじゃ足りなくなりますよ。
最低でも1TB HDD欲しいですね。もっと欲張ってSSD 1TBとか載せるとデータの書き出しが高速にできて時間短縮になりますよ。
搭載できるSSD/HDD
- 1TB HDD (5400rpm)
- 2TB HDD (5400rpm)
- 240GB SSD
- 500GB SSD
- WD 1TB SSD (WD BLUEシリーズ, 読込速度 560MB/s, 書込速度 530MB/s)
- WD 2TB SSD (WD BLUEシリーズ, 読込速度 560MB/s, 書込速度 530MB/s)
- Samsung 500GB SSD(860 EVOシリーズ, 読込速度550MB/s, 書込速度520MB/s, 3bit MLC)
- Samsung 1TB SSD(860 EVOシリーズ, 読込速度 550MB/s, 書込速度 520MB/s, 3bit MLC)
キーボード
キーボードはテンキー付きの日本語キーボードを糖鎖いしています。
Blenderのようなテンキーを活用するアプリケーションにも対応します。またバックライトが搭載されており、暗い場所でも正確に操作できます。
搭載しているインターフェース
- ①Mini Display Port×2
- ②HDMI2.0(4K@60Hz)
- ③USB3.2 Gen1 Type-C
- ④電源入力
- ⑤ケンジントンロック
- ⑥ LAN
- ⑦USB2.0
- ⑧マイク/イヤホンジャック
- ⑨SDカードリーダー(SDXC/MSXC対応)
- ⑩USB3.2 Gen1 Type-A
HDMI2.0ポートやMini DisplayPortを搭載しているので、4K液晶ディスプレイなどとパソコンを接続してデュアルディスプレイ環境を構築できます。
複数アプリケーションの同時使用や、高解像度の写真や映像の編集も快適です。片方のディスプレイで資料を見ながらもう片方のディスプレイで作業をする、というのが非常に便利です。
持ち運びは向いてない
本体サイズ | 359.8(幅) × 244.3(奥行き) × 25.8(高さ) mm | |
重量 | 約2.1kg |
重量は約2.1kgなので、持ち運びは向いてません。机の上だけd絵使うのが前提となりそうです。
【まとめ】入門機としてオススメ
価格と性能のバランスがいいので、raytrek G5はこれから動画編集をしてみたい、写真編集をしてみたい、イラストを描いてみたい、という人にオススメです。