Lenovoのゲーミングデスクトップパソコン Lenovo Legion T550i スペック解説と評価まとめ。
Lenovo Legion T550iのスペックと評価まとめ
Lenovo Legion T550iは、2020年5月27日から発売されているLenovoのゲーミングデスクトップパソコンです。
搭載しているCPU、メモリ、HDD、SSD容量、グラフィックボードの違いで5モデル用意されています。
- Core i5-10400+メモリ8GB+1TB HDD+256GB SSD+GTX1650 SUPER搭載モデル
- Core i7-10700+メモリ16GB+1TB HDD+256GB SSD+GTX1650 SUPER搭載モデル
スペックは完全に固定されていて、ユーザーが注文時にカスタマイズ(CPU/メモリ/グラフィックボードの変更など)は一切できないようになっています。
Lenovo Legion T550iのスペック
製品番号 (保守用製品番号) | 90NC007CJM | 90NC007CJM | 90NC006XJM | 90NC006PJM | 90NC0070JM | ||
筺体 | Tower(28L) | ||||||
初期導入済OS | Windows 10 Home 64bit (日本語版) | ||||||
名称 | インテル Core i5-10400 | インテル Core i7-10700 | |||||
チップセット | インテルB460 チップセット | ||||||
容量 (標準) | 8GB (8GB x 1) | 16GB (8GB x 2) | |||||
HDD | 1TB (7200rpm/シリアルATA/3.5インチ) | 2TB (7200rpm/シリアルATA/3.5インチ) | |||||
SSD | 256GB (PCIe NVMe/M.2) | 512GB (PCIe NVMe/M.2) | |||||
ビデオチップ | GTX 1650 SUPER | GTX 1660 SUPER | RTX 2060 | RTX 2070 SUPER | |||
ビデオRAM容量 | 4GB GDDR6 | 6GB GDDR6 | 6GB GDDR6 | 8GB GDDR6 | |||
LAN | 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T | ||||||
ワイヤレスLAN | Wi-Fi 6対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) | ||||||
Bluetooth | Bluetooth v5.1 | ||||||
本体寸法 (幅×奥行×高さ) | 約 185 x 457 x 456mm | ||||||
本体質量 | 約 14kg (最大構成時) | ||||||
電源 | 400W/AC 100V(50/60Hz) 【80PLUS BRONZE】 | 650W/AC 100V(50/60Hz) 【80PLUS BRONZE】 | |||||
最大消費電力(W) | 400 | 650 | |||||
保証期間 | 1年間 | ||||||
国内での修理 | 引き取り修理 | ||||||
発表日 | 2020年5月27日 |
正式な製品仕様は以下のページを御覧ください。
Lenovo Legion T550i (第10世代インテル)のスペック解説と個人的な評価
CPU
CPUはCore i5-10400またはCore i7-10700を搭載しています。Core i7-10700のほうがスペックは良いです。
CPU名 | Core i7-10700 | Core i5-10400 |
コア数/スレッド数 | 8コア16スレッド | 6コア12スレッド |
動作周波数 | 2.9GHz | 2.9GHz |
TB時動作周波数 | 4.8GHz | 4.3GHz |
キャッシュ | 16MB | 12MB |
オーバークロック | 不可能 | 不可能 |
Passmarkスコア | 17609 | 12833 |
CPUクーラー
標準搭載しているCPUクーラーについて記載はありませんが、だいたいそういうときは空冷CPUクーラーを搭載しています。
グラフィックボード
グラフィックボードは、NVIDIA GeForce GTX 1650 SUPER™、NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER™、NVIDIA GeForce RTX 2060、NVIDIA GeForce RTX 2070 SUPERのどれかを搭載しています。
性能は、
- RTX2070 Super
- RTX2060
- GTX1060 SUPER
- GTX1650 SUPER
の順に良いです。
GTX1650 SUPER | GTX1660 SUPER | RTX2060 | RTX2070 SUPER | |
メモリ容量 | 4GB GDDR6 | 6GB GDDR6 | 6GB GDDR6 | 8GB GDDR6 |
端子 | DisplayPort×2 HDMI×1 | DisplayPort×1 HDMI×1 DualLink DVI-D×1 | DisplayPort×3 HDMI×1 | DisplayPort×3 HDMI×1 Type-C×1 |
メモリ
メモリは標準で8GBか16GB搭載しています。
- 8GB(8GB×1枚)
- 16GB(8GB×2枚)
- DDR4-2933 SDRAM UDIMM
マザーボード
マザーボードはインテルB460チップセットのマザーボードを搭載しています。
B460チップセットはCoreプロセッサーに対応する最新のチップセットです。第10世代インテル Core プロセッサーの新しいソケット規格である LGA1200をサポートします。
搭載されているマザーボード型番などは不明で、製品仕様書から読み取れることをまとめます。
- メモリスロット4つ、最大128GBまで認識
- PCI Express x16 : 1 (空0)
- M.2 2230(WLANカード用): 1 (空0)
- M.2 2280(SSD/インテル® Optane™ メモリー用): 2 (空1)
標準搭載SSD
256GBまたは512GBのM.2 SSDを搭載しています。
- PCIe NVMe
- M.2
標準搭載HDD
1TBまたは2TBのHDDを搭載しています。
- 回転数7200rpm
- SATA
- 3.5インチ
光学ドライブは非搭載
光学ドライブは搭載していません。
電源ユニット
電源ユニットは、Core i5-10400搭載モデルが80PLUS BRONZEの400W電源、Core i7-10700搭載モデルが80PLUS BROZNEの600W電源を搭載しています。
電源容量が足りないなんてことは無いと思いますが、もしもあなたが今後PCパーツをとっかえひっかえして遊びたい場合は、そのときに電源ユニットを大容量のものに交換すればいいと思います。
PCケースについて
PCケースの拡張性について
- 5.25インチベイなし
- 3.5インチベイ2個(空き1)
- 2.5インチベイの記載が無いので多分無い
3.5インチベイは2個ありますが、そのうち1個は標準搭載されているHDDで使われています。なので自由に使えるの3.5インチベイは1個です。
2.5インチベイは搭載されていませんが、2.5インチから3.5インチに変換するマウンタなどを購入すれば2.5インチSSDなどを自分で搭載することもできます。
また、マザーボード上にM.2ソケットがあるので、M.2 SSDを使うというのも有りです。
PCケースのエアフローについて
PCケースの前面に120mmファンが2つ、ケース背面には120mmファンが1つ搭載されています。典型的な前面吸気・背面排気タイプです。
搭載しているインターフェースについて
- USB 3.0 Type-C×1
- USB 3.0×2
- USB 2.0×2
- イーサネットコネクター
- マイクロホン
- ライン入力
- ライン出力
- 電源コネクタ
- USB 3.0×2
- ヘッドホン・マイクロホンコンボジャック
- 電源ボタン
追加・変更したいパーツについて
BTO PCで一般的に言われていること
これはLenovoだけなく、ドスパラ、マウスコンピューター、ツクモなど、どこであっても言われていることです。
- PCパーツで型番を書いていないパーツは安いものを使っている可能性がある
- 粗悪品とまでは言わないが、最低ランクのものが搭載されている可能性がある
- 特に電源ユニットやSSDで言われている
- とにかくメーカー名が分からないPCパーツが多いのだが、そこを気にしだしたらキリがない
- 全て自分で決めたいなら自作PCがオススメ、全てのパーツを自分で決められます
交換して遊べそうなPCパーツ
- CPU
- CPUクーラー
- メモリ
- マザーボード
- グラフィックボード
- 電源ユニット
- M.2 SSD
- 2.5インチSSD
基本的にPCパーツであればなんでも交換できます。
個人的に後からでも買って交換したいパーツ
- 動画編集とか実況配信をするならメモリを32GBに増量
- ゲーム用ドライブとして2.5インチまたはM.2 SSDを追加
- 電源ユニットの容量に不安があるなら80PLUS GOLDの750W~850Wの電源ユニットに交換
- グラボに不満が出てきたらRTX2000シリーズやいずれ出るであろうRTX3000シリーズに交換する
パーツを交換するとWindowsのライセンスが~という人もいますが、私は自作PCのCPUとマザーボードを交換しましたが、別にライセンスの再認証は不要でした。
ライセンスの再認証を求められるかどうかは運だと思います。運が悪かったら再認証を求められていると思ってください。
まとめ
ココがおすすめ
- クーポン適用後で8万8000円から購入できる
- ゲーミング用途だけじゃなくてなんでも出来るので、10万円以下で色々なことをふんわりやりたい人にオススメ
ココに注意
- メモリ8GBはゲームをやるには少ない
- ケースの拡張性があんまりよくない
- GTX1650SUPERやGTX1660 SUPERはフルHD以上のゲームはあんまり向かない
- ゲームをガチでやるならRTX2070 SUPER搭載モデルにするといい