ドスパラ GALLERIA XA7R-G60Sスペック(GTX 1660 SUPER搭載モデル)と評価まとめ。
ドスパラGALLERIA XA7R-G60Sについて
GALLERIA XA7R-G60Sは、Ryzen 7 3700X、GTX 1660 SUPER、メモリ16GB、NVMe SSD 512GBを搭載したゲーミングデスクトップパソコンです。
GALLERIA XA7R-G60Sスペック表
OS | Windows 10 Home 64ビット (ディスク付属) | |
オフィスソフト | Office なし | |
Steam | Steamクライアントのインストール | |
CPU | AMD Ryzen 7 3700X (3.6GHz-4.4GHz/8コア/16スレッド) | |
グラフィックボード | NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6 (DVI x1,HDMI x1,DisplayPort x1) | |
電源ユニット | 550W 静音電源 (80PLUS BRONZE) | |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM (PC4-21300/8GBx2/2チャネル) | |
SSD | 512GB NVMe SSD (M.2 2280, 読込速度 3200MB/s, 書込速度 2000MB/s) | |
HDD/SSD | HDD 無し | |
光学ドライブ | 光学ドライブ無し (※カスタマイズで選択可能) | |
サウンド | マザーボード 標準 オンボードHDサウンド | |
ケース | ガレリア専用 SKケース (ATX) スタンダード(ガンメタリック) | |
フロントケースファン | 14cm 静音FAN | |
リアケースファン | 14cm 静音FAN | |
トップケースファン後部 | 14cm 静音FAN (約900rpm) | |
LAN | ギガビットLANポート x1 (マザーボードオンボード) | |
マザーボード | ASRock B550 TW (AMD B550チップセットATXマザーボード) PCI-E x16 Gen4.0 x1 PCI-E x4 ×1 PCI-E x1 x2 メモリスロット x4(最大64GB) SATA3 x6 M.2 Key-M x2(Gen4x4 ×1 , Gen3x2 ×1) M.2 Key-E×1 ※M.2_3 ソケットとSATA3_5/6 ポートは排他利用、同時使用不可 | |
入出力ポート(前面) | USB 3.2 Gen1 Type-A x4 | |
入出力ポート(後面) | USB3.1 Gen1(Type-A) x6 | |
標準キーボード | なし | |
標準マウス | なし | |
本体サイズ | 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ) mm | |
重量 | 約14kg | |
持込修理保証 | 保証期間1年 |
3D性能(Direct X)ベンチマーク(3D Mark)
Time Spy | 6411 |
Fire Strike | 14787 |
Fire Strike Ultra | 3355 |
総合ベンチマーク(PC Mark 10)
- 総合スコア6700
ドスパラGALLERIA XA7R-G60Sの個人的なスペック評価
ドスパラのパソコンの標準構成の注意点
ドスパラはパソコンの標準構成やアップグレードのオプションを事前案内なしに突然変更するので、この記事の情報が古い可能性があります。
例えば、9月27日時点ではABCへのアップグレードができたけど、9月28日に突然ABにしかアップグレードできなくなる、標準搭載CPUのグレートが下がる、といったことが起こる可能性があります。
ドスパラの公式製品ページに掲載されている情報が常に最新で正しいものになります。購入の際はご注意ください。
CPU
標準搭載しているCPUはRyzen 7 3700Xです。オプションとしてRyzen 7 3800Xへのアップグレードも可能です。
Ryzen 7 3700XとRyzen 7 3800Xのスペック比較は以下の通り。オーバークロックして遊びたいならRyzen 7 3800Xのほうがオススメです。
CPU名 | Ryzen 7 3800X | Ryzen 7 3700X |
コア数 スレッド数 | 8コア 16スレッド | 8コア 16スレッド |
基本クロック | 3.9GHz | 3.6GHz |
最大ブーストクロック | 4.5GHz | 4.4GHz |
オーバークロック | 可能 | 可能 |
L2キャッシュ | 4MB | 4MB |
L3キャッシュ | 32MB | 32MB |
先に述べている通り、「Ryzen 7 3700X」と「Ryzen 7 3800X」の違いは動作クロックに起因し、どちらも使用されているCPUダイは同じものだ。より踏み込んで言えば、より高いクロック・電圧での動作に耐えられるものが「Ryzen 7 3800X」として振り分けられており、必然的にオーバークロックの耐性は「Ryzen 7 3800X」の方が高くなるわけだ。ひるがえって言えば、オーバークロックによる高クロック動作を狙いたい場合、「Ryzen 7 3700X」を使用するのはあまり得策とは言えないことになる。
いま、自作PC市場を席巻するAMDの第3世代「Ryzen 7 3700X」「Ryzen 7 3800X」 - エルミタージュ秋葉原
CPUクーラーは変更不可
AMD標準CPUファンというものを搭載しています。メーカーも不明、詳細は謎です。
グラフィックボード
グラフィックスはNVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6 (DVI x1,HDMI x1,DisplayPort x1)を搭載しています。変更は不可能でメーカー不明です。
GeForce GTX 1660 SUPERは、2020年8月16日現在は上から5番目にスペックがいいです。
- GeForce RTX2080Ti
- GeForce RTX2080 SUPER
- GeForce RTX2070 SUPER
- GeForce RTX2060 SUPER
- GeForce GTX1660 SUPER←この製品が搭載しているのはこれ
- GeForce GTX1660
- GeForce GTX1060 3GB
- GeForce GTX1650 SUPER
- GeForce GTX1650
- GeForce GT1030
メモリ
- DDR4-2666
- メモリ8GB×2枚=16GB
- デュアルチャネル
を標準で搭載しています。
オプションでDDR4-3200 16GB/32GB/64GBにアップグレードも可能です。
RyzenにおいてはDDR4-3200が鉄板なので、予算に余裕があるならDDR4-3200 16GBか32GBまでアップグレードしましょう。
メモリのオプション
- 16GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/8GBx2/2チャネル)
- 8GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/8GBx1)
- 32GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/16GBx2/2チャネル)
- 64GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/16GBx4/2チャネル)
- 16GB DDR4 SDRAM(PC4-25600/8GBx2/2チャネル)
- 32GB DDR4 SDRAM(PC4-25600/16GBx2/2チャネル)
- 64GB DDR4 SDRAM(PC4-25600/16GBx4/2チャネル)
マザーボード
マザーボードはASRock B550 TWという型番のものを搭載しています。ASRock社製のAMD B550チップセットを搭載したマザーボードです。
ASRock B550 TWの詳細は検索しても情報が見つかりませんでした。ネットを見てみるとTWっていうのはTHIRD WAVEサードウェーブ(ドスパラ)向けマザーボードらしいです。
B550チップセットはオーバークロックに対応しているので、Ryzen 7 3700XやRyzen 7 3800Xと組み合わせるとオーバークロックをして遊ぶこともできます。
また、B550チップセットは第3世代Ryzenプロセッサ搭載時は20レーンのPCIe 4.0も使用可能なので、PCIe 4.0接続のNVMe SSDも搭載可能です。
メモリスロット4つ、SATA3ポート6つ、M.2ソケット2つと拡張性は申し分ないです。
- PCI-E x16 Gen4.0 x1
- PCI-E x4 ×1
- PCI-E x1 x2
- メモリスロット x4(最大64GB)
- SATA3 x6
- M.2 Key-M x2(Gen4x4 ×1 , Gen3x2 ×1)
- M.2 Key-E×1
標準で搭載しているNVMe SSD
- 容量512GB
- NVMe SSD
- M.2 2280
- 読込速度 3200MB/s
- 書込速度 2000MB/s
標準で搭載されているNVMe SSDはメーカー不明です。オプションでアップグレードも可能です。
SSDのオプション
- 512GB NVMe SSD (M.2 2280, 読込速度 3200MB/s, 書込速度 2000MB/s)
- 1TB NVMe SSD (M.2 2280, 読込速度 3200MB/s, 書込速度 3000MB/s)
- WD 1TB SSD (WD BLUEシリーズ, 読込速度 560MB/s, 書込速度 530MB/s)
- WD 2TB SSD (WD BLUEシリーズ, 読込速度 560MB/s, 書込速度 530MB/s)
- Intel 512GB NVMe SSD (660pシリーズ, M.2, 読込速度 1500MB/s, 書込速度 1000MB/s, QLC)
- Intel 1TB NVMe SSD (660pシリーズ, M.2, 読込速度 1800MB/s, 書込速度 1800MB/s, QLC)
- Samsung 500GB SSD(860 EVOシリーズ, 読込速度550MB/s, 書込速度520MB/s, 3bit MLC)
- Samsung 1TB SSD(860 EVOシリーズ, 読込速度 550MB/s, 書込速度 520MB/s, 3bit MLC)
- Samsung 500GB NVMe SSD(970 EVO Plusシリーズ, 読込速度 3500MB/s, 書込速度 3200MB/s, 3bit MLC)
- 1TB Gen4 NVMe SSD (PCIe Gen4x4, 読込速度 5000MB/s, 書込速度 4400MB/s)
- 2TB Gen4 NVMe SSD (PCIe Gen4x4, 読込速度 5000MB/s, 書込速度 4400MB/s)
SSD/HDDは追加で合計2台まで搭載可能
SSDやHDDは追加で2台まで搭載可能です。標準だとNVMe SSDのみを搭載しています。
標準構成だとSSD1台のみ搭載なるので、ゲーム用SSDやデータ用HDDを追加したい人はここで選びましょう。
標準搭載されているSSDにはOSなどの最低限のソフトウェアをインストールするようにして、ゲーム専用のSSDを追加するのもオススメです。
SSD/HDDのオプション
- 1TB HDD
- 2TB HDD
- 4TB HDD
- 8TB HDD
- 500GB SSD
- WD 1TB SSD (WD BLUEシリーズ, 読込速度 560MB/s, 書込速度 530MB/s)《オススメ》
- WD 2TB SSD (WD BLUEシリーズ, 読込速度 560MB/s, 書込速度 530MB/s)
- Samsung 500GB SSD (860 EVOシリーズ, 読込速度550MB/s, 書込速度520MB/s, 3bit MLC)
- Samsung 1TB SSD (860 EVOシリーズ, 読込速度 550MB/s, 書込速度 520MB/s, 3bit MLC)
光学ドライブはオプション
光学ドライブはオプションになっています。
パソコン浦島太郎の人は光学ドライブを搭載していないことに対してびっくりするかもしれませんが、Windows 10のインストールメディアでもUSBメモリが使われていたりします。
光学ドライブのオプション
- DVDスーパーマルチドライブ (DVD±R DL 対応)
- DVD-ROMドライブ
- Blu-rayドライブ (BD-XL 対応)
- Pioneer Blu-rayドライブ (BDR-212XJBK/WS BD-XL 対応)
電源ユニットについて
電源ユニットは80PLUS BRONZEの550Wのものを搭載しています。電源ユニットのメーカーは不明です。
予算に余裕があるならSeasonic 750W 静音電源 (80PLUS GOLD / FOCUS-GX-750 )にアップグレードすることをオススメします。
製品名も分かって詳細スペックも分かるので安心です。私ならアップグレードします。
PCケースや冷却性能について
PCケース
PCケースは、ガレリア専用 SKケース (ATX) スタンダード(ガンメタリック)という名前のものを採用しています。ドスパラオリジナルケースです。
サイドパネルは左右側面ともに一部が透明になっており、冷却ファンや各ボードの配線パターンなどをデザインとして魅せることができます。
PCケースの拡張性について
ケースの仕様が明かされていないので不明ですが、3.5インチSSDと2.5インチSSDをそれぞれ2台ずつ搭載できるのは間違いないです。
スペック確認・変更画面において、SSDは標準のNVMe SSDのままで
- 2.5インチSSDを2台追加
- 3.5インチHDDを2台追加
の2パターンを試してみましたが、問題なくカートに入りました。
なにか問題があれば構成画面の時点で「その組み合わせダメです」とかいうエラーメッセージが出て弾かれるはずなので大丈夫なはずです。
エアフローについて
ケースの前面や左右の側面から空気を取り込み、ケースの上部と背面から空気を出すようになっています。
ケース左右側面はメッシュになっているようなので、埃が入ってきそうななのがちょっと心配です。
搭載しているファンについて
- ケースのフロント(前面)部分に14cmファン1個搭載(吸気)
- ケースのトップ(上面の後部)に14cmファン1個搭載(排気)
- ケースのリア(背面)部分に14cmファン1個搭載(排気)
- 【オプション】ケースのトップ(上面の前部)に14cmファン1個搭載
標準では14cmファンを3つ搭載しています。オプションでファンを追加することができますが、優先度は低いです。
ファンにこだわりがあるのであれば、後からAmazonとかで買ってきて追加したり交換するようにしましょう。
追加・変更したいパーツについて
BTO PCで一般的に言われていること
これはドスパラだけなく、マウスコンピューター、ツクモなど、どこであっても言われていることです。
- PCパーツで型番を書いていないパーツは安いものを使っている可能性がある
- 粗悪品とまでは言わないが、最低ランクのものが搭載されている可能性がある
- 特に電源ユニットで言われている
- とにかくメーカー名が分からないPCパーツが多いのだが、そこを気にしだしたらキリがない
- 全て自分で決めたいなら自作PCがオススメ、全てのパーツを自分で決められます
メモリ/SSD/HDDは自分で買ってきて追加したほうが安いが、手間・面倒・保証が気になるなら構成時に追加を
身も蓋もない事を言いますが、構成次点でメモリ容量を増やしたり、2.5インチSSDや3.5インチHDDを追加したりするよりも、Amazonとかで自分で買って後から取り付けたほうが安いですよ。
SSDやHDDも同様で、自分でSSDやHDD、SATA3ケーブルなどを買って追加したほうが安いです。
- どうしてもパーツ追加方法が分からない
- ケースを開けてパーツを追加したりするのが怖い
- 調べたり取り付けたりする時間的コストを考えると、誰かにやってもらったほうが良い
という場合は構成時点でメモリ・SSD・HDDを増やしましょう。
もしも構成次点で追加するならこう
- メモリDDR4-3200の16GBか32GBに変更する
- HDDを1台追加
- 予算に余裕があるならHDDではなくSSDを1台ゲーム専用で追加するのもあり
後から自分でとっかえひっかえして遊べるPCパーツ
後からとっかえひっかえして遊べるPCパーツに触れておきます。
BTOで注文したけど、とっかえひっかえしていったら元々あったパーツがCPUとマザーボードくらいしか無い、みたいな人もいます。
そこまで来たら次はBTOじゃなくてもう自作することをオススメします。
- メモリをDDR4-3200やDDR4-3600に交換する
- CPUクーラーをもっと冷えそうなものに交換する
- 2.5インチSSDを追加する
- M.2 SSDを追加する
- グラフィックボードを交換する
- HDDを追加する
- 電源ユニットを交換する
- 光学ドライブを追加する
- ケースファンを追加・交換する
まとめ
- Ryzen 7 3700X
- GTX 1660 SUPER
- メモリ DDR4-2666 16GB
- NVMe SSD 512GB
Ryzen 7 3700XとGTX 1660 SUPERを搭載しているので、普通にゲームを遊ぶくらいなら全く問題ありません。
足を引っ張るとしたらメモリがDDR4-2666 16GBであることでしょうか。カスタマイズするなら、最低でもメモリをDDR4-3200 16GBにするところから始めましょう。