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Haswell Refresh/Haswellで自作したい人へ。PCパーツごとの簡単なQ&Aまとめ

2015/02/08

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これからHaswellで組もうとしている人向けのまとめです。

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CPUとマザーボードと電源についての説明がメインとなります。
一度組んだことがある人には分かりますが組んだことがない人にとっては大丈夫なのかと不安になるでしょう。その不安が解消出来ればと思います。

CPU

CPUはパソコンの頭脳に当たる最も重要なパーツで、演算処理を行う装置。PC全体の処理能力を一番左右します。 Intel Core i7, Core i5, Core i3, Pentium, CeleronというのはCPUのブランド名のことで、ハイエンドなCore i7、ミドルレンジのCore i5、ローエンドのCore i3と低価格なPentiumとCeleronの5つに分けられます。

Haswell Refresh世代にCPUに関しては【Haswell Refresh】デスクトップ版CPUスペックまとめと比較!にて詳しくまとめています。

CPUクーラー

CPUは長い時間使用すると熱が上昇します。高温状態のままにしておくと寿命が低下するほか、破損してしまう恐れがあるため冷やしてあげないといけません。そこで使用するのがこのCPUクーラーです。その名の通りCPUを冷却するためのPCパーツです。空気で冷却する「空冷」、冷却液で冷却する「水冷」の2種類があります。

CPUを購入すると標準でCPUクーラー(リテールクーラー)が付属していますが、このCPUクーラーの冷却性能はあまり良くないので、PCパーツ製造メーカーの発売している冷却性能の良いCPUクーラーと交換する人も多いです。

空冷のCPUクーラーに関しては2014年版!オススメ空冷CPUクーラーまとめと比較!にて詳しくまとめています。

マザーボード


CPUやCPUクーラー、メモリ、電源、SSDやHDDなどを取り付けるのがこのマザーボードです。Haswell RefreshおよびHaswell世代のCPUを搭載出来るのはソケット形状がLGA1150のマザーボードのみとなります。LGA1150とLGA1155には互換性がないため、LGA1155のマザーボードにLGA1150のCPUを載せたりすることは出来ません。諦めましょう。
LGA1150とLGA1155の違いはLGA1150とLGA1155の違いについてで詳しくまとめています。

Haswell Refresh, Haswell世代のCPUが搭載可能なのはZ97, H97チップセットのマザーボード、Z87, H87, B85, H81チップセットのマザーボードです。マザーボードはチップセットによって搭載されている機能やUSB3.0ポート数、SATAポート数などの拡張性が異なるためよく調べておかないといけません。

Z97, H97チップセットに関しては【Haswell Refresh】Z97, H97チップセットの違いについて、Z87, H87, B85, H81マザーボードについては【Haswell対応】Z87, H87, B85チップセットの違いについてで詳しくまとめています。

メモリ

メモリとはPCで使用するデータを一時的に保管する場所のこと。Haswell Refresh, HaswellはDDR3-1600、デュアルチャネルを標準でサポートしています。マザーボードによってはDDR3-3200までオーバークロックされたメモリも搭載可能です。なお現在の主流はDDR3-1600のメモリで、CFDのDDR3 PC3-12800 CL9 4GB 2枚組 ヒートシンク付 W3U1600HQ-4G/Nを購入すれば間違いありません。数多くの人が購入しレビューを投稿したメモリです。

HDD / SSD

HDDやSSDはWindowsなどのシステムや写真・書類などあらゆるデータを保存するパーツのこと。SSDはHDDよりも遥かに高速なデータ転送速度なため、導入すれば非常に快適な環境が得られるでしょう。

Haswell Refresh, HaswellはSATA3(SATA 6Gb/s)をサポート。チップセット制御(要はインテル製)のSATA3ポートの数が増えました。Z97, H97マザーボードではSATA3ポートを6個、Z87, H87マザーボードではSATA3ポートを6個、B85マザーボードは4個、H81マザーボードは2個搭載しています。SSDをシステムドライブにしてHDD複数台をデータ用ドライブに、という運用でも充分なポート数ですし、HDD複数台でRAIDしてみたい人にも優しくなりました。

HDDとSSDの違い、それぞれのメリットやデメリットはSSDとHDDの違い・比較にて詳しく解説しています。

おまけ

マザーボードの中にはSATA3ポートを8個ないし10個搭載している製品があります。それらのスペック表ではよく「ASM1061」という単語を目にすると思いますが、これはマザーボードメーカーが独自に用意したSATA3ポートで、インテルが用意したものではありません。ASMediaという会社のSATAコントローラである「ASM1061」を搭載しているいわば擬似SATA3ポートです。この増設されたSATAポートに繋ぐとSSDの速度が思うように出ない可能性があります。 あくまで基本はSATA3ポートは6個(4個, 2個)で、あとは増設された偽物であると思ってOKです。

電源ユニット

電源ユニットはマザーボードやCPU、SSD、HDDなどの各パーツに電力を供給するためのパーツ。新規で組むならばHaswellに対応した電源を選びましょう。

「Haswell対応」ってどういうことなの?

Haswellで新たに導入された超省電力でスリープに入ることができる「C6/C7ステート」は「最小電流値0.05A」の省電力マネジメントが要求されています。しかし安い・古い対応していない電源だとこの要求を満たせていない可能性があり、スリープに入ろうとすると電源の内部で負荷がかかる模様。その結果、スリープにならずに電源が落ちるなどの問題が生じる可能性があります。

電源についてはHaswell Refresh・Haswell対応電源ユニットまとめをご覧ください。

OS

OSがないとパソコンはただの重い箱です。Windows7かWindows8.1を選びましょう。 Windows7には32bit版と64bit版の2つがありますが、32bit版はメモリを最大で4GBまでしか認識しません。64bit版では認識するメモリの容量が拡大します。たとえばWindows7 Home Premium 64bitなら16GBまで、Windows8.1 Proでは512GBまでのメモリを認識します。今から買うなら断然64bit版でしょう。

ケース

PCケースはマザーボードや電源、光学ドライブなどの各種PCパーツを格納するための部品。タワータイプ、ボックスタイプ、キューブタイプなど多くの種類があります。見た目も大事ですが、それ以上に静音性・冷却性のどちらかを重視していくのが普通です。PCの動作音がうるさいと気になりますし、PCケース内部がきちんと冷却できていないとCPUなどの温度が上昇してパフォーマンスが低下したり、部品が故障するのを早めてしまうといった危険性もあります。

  • 搭載予定のマザーボードの規格を確認

主な規格はE-ATX、ATX、Micro-ATX、Mini-ITXの4つがあります。この順にマザーボードのサイズが大きいです。メインマシンとして組むならばATXかMicro-ATXになるんじゃないかと思います。

  • 搭載予定のビデオカードの長さの確認

最近のグラフィックカードの長さは大体30cm以下。ATX規格のマザーボードに対応しているPCケースはほとんどが30cm前後の拡張カードスペースを確保しています。例えばZalman Z9 Plusは290mm程度のスペースを確保しています。

  • ドライブベイの数の確認

5インチベイ、3.5インチベイ、2.5インチベイの数を確認。主にSSDをやHDDがどれだけ積めるかが左右されます。

グラフィックカード/ビデオカード

PCでWorld of Tanksなどのオンラインゲームをしたい、他画面出力をしたい、4K対応の液晶ディスプレイに映像を表示させたい、といった人はグラフィックカードが必要になります。WebブラウジングやWord, Excelなどのオフィスソフトを使用する程度ならグラフィックカードは不要です。グラフィックカードやらビデオカードやらグラボやら色々な呼び方がありますが全て同じ意味です。

 

以上。少しでも参考になれば幸いです。

 

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  • この記事を書いた人

荒巻大輔(管理人)

公安9課の管理人。パソコン・PCパーツ・スマートフォン・格安SIM関連に興味があります。

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