IIJmioからワイモバイルに乗り換えるときの手順やポイントまとめ。
IIJmioで購入したスマホをワイモバイルで使うときの注意点
IIJmioで販売されているiPhoneを購入している場合
IIJmioで販売されているiPhoneはSIMフリー版なので、ワイモバイルに乗り換えてもiPhoneは問題なく利用できます。
IIJmioで販売されているAndroidスマホを購入している場合
IIJmioで販売されているAndroidスマホはSIMフリー版なので、ワイモバイルに乗り換えてもAndroidスマホは問題なく使えます。
ワイモバイル(ソフトバンク)は、LTE Band 1, 3, 8, 28, 42を使ってサービスを提供していますが、この中で重要視するべきなのはLTE Band 1 3. 8です。特にLTE Band 8が重要です。
LTE Band 8はワイモバイル(ソフトバンク)のプラチナバンドに相当します。
プラチナバンドの特徴としては、①より遠くまで電波が届く、②室内にも電波が入りやすい、③ビルの影などでも電波が届きやすくなる、といった特徴があります。
プラチナバンドに対応していないということは、あなたの活動エリア次第ではワイモバイルが繋がりにくかったり圏外になる可能性があります。
LTE Band 8に対応していないのはリスキー
他社の話になりますが、ドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線を使用してサービスを提供している「IIJmio」で販売している「arrows M05」は、ドコモプラン・auプランに対応していますがソフトバンクプランに対応していません。
なぜかというと、arrows M05はLTE Band 8に対応していないからです。
LTE Band 8が使えないだけで「対応していない」判定されるということは、それだけLTE Band 8が重要であるということです。
ハイスペックのAndroidスマホを使うなら自分で買ってきたほうがいいです
ワイモバイルで販売されているスマホは、松竹梅でいうと竹か梅レベルのものばかりです。
ハイスペックのAndroidスマホを求めるのであれば、Amazonや家電量販店などで自分で好きなAndroidスマホを買ってきたほうが満足度が高いですよ。
俺は別に性能とか気にしないし、使えればなんでもいい、電話とメールとLINEくらいしかやらないよ、という人はワイモバイルで販売されているスマホを買いましょう。
最新のiPhoneが使いたいならSIMフリー版iPhoneを買ってきましょう
ワイモバイルではiPhone SE(第2世代)が販売されています。
iPhone 12シリーズを使いたい人はApple Storeや家電量販店で購入してくることをオススメします。
ワイモバイルで使えるiPhone
SIMフリー版またはSIMロックを解除したドコモ版/au版/ソフトバンク版iPhoneが利用できます。
- iPhone 6s, iPhone 6s Plus
- iPhone SE(第1世代)
- iPhone 7, iPHone 7 Plus
- iPhone 8, iPhone 8 Plus
- iPhone X
- iPhone XS, iPhone XS Max
- iPhone XR
- iPhone 11, iPhone 11 Pro, iPhone 11 Pro Max
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone 12, iPhone 12 mini, iPhone 12 Pro, iPhone 12 Pro Max
IIJmioからワイモバイルに乗り換えるときの流れ(SIMのみ契約するとき)
【手順①】IIJmioでMNP予約番号を取得する
IIJmioからワイモバイルに乗り換えるときは、IIJmio側でMNP予約番号の発行が必要になります。MNP予約番号は無料で発行できます。
MNP予約番号の発行は会員専用サイトから行えます。
IIJmio特有の注意事項としては、MNP予約番号の発行の手続きをしてから実際に発行されるまで最大4日かかるということです。IIJmioは訳分からないくらい発行に時間がかかります。
【手順②】ワイモバイルを申し込む
契約に必要なものを用意してワイモバイルをMNPで申し込みましょう。
必要なもの
- 契約者本人名義のクレジットカード
- 本人確認書類
- メールアドレスと電話番号
- MNP予約番号
ドコモ/au/ソフトバンクで提供されているキャリアメールアドレスは、キャリア解約後はメールの送受信が一切できません。フリーメールアドレスを取得して申し込んでください。
本人確認書類は運転免許証などを用意しておきましょう。
申し込み時に使える本人確認書類については、本人確認書類の送付について|ご利用ガイド|オンラインストア|Y!mobile - 格安SIM・スマホはワイモバイルでをご覧ください。
【手順③】手元にSIMやスマホが到着次第回線切替手続きを行う
現在契約している携帯電話会社からワイモバイルに回線を切り替えるためには、回線切替窓口への電話が必要になります。Webからはできません。
対応時間は午前10時から午後7時まで、固定電話からでも可能です。
- 0800-919-9809に電話をかける
- 音声ガイダンスにしたがって電話番号を入力する
- 携帯電話番号を入力
- 契約時に決めた4桁の暗証番号を入力
- 切り替え確認(はい/いいえ)
- 切り替え完了(はい/いいえ)
詳細は以下のページをご覧ください。
【手順④】スマホに挿さっているIIJmioのSIMカードとワイモバイルのSIMカードを入れ替える
スマホに挿さっているIIJmioのSIMカードを取り出して、ワイモバイルのSIMカードと入れ替えましょう。
SIMカードの入れ替え方が分からない場合は、YouTubeで「SIMカード 入れ替え」などで検索するといっぱい動画が出てくるので、それを見て参考にしてください。
【手順⑤】APN設定や初期設定を行う
回線を楽天モバイルからワイモバイルに切り替える手続きをした後は、スマートフォン本体で「APN設定」をする必要ああります。
APN設定とは、簡単に言えば「ワイモバイルの回線にログインするために必要なIDとパスワードを入力する」作業と思ってください。
また、ワイモバイルのサービスをフル利用するために初期設定が必要になります。APN設定や初期設定については以下のページをご覧ください。
【手順⑥】開通していることを確認してワイモバイルの利用開始
- 利用開始手続きが完了している
- APN設定が完了している
- SIMカードを使いたいスマホに挿している
順番は前後してもいいので、この3つの作業が完璧であればワイモバイルが開通しています。
天気予報や時報に電話をかけたり、Wi-Fiをオフにしてネットを見たりして、しっかり開通していることを確認してください。
IIJmioの契約はワイモバイル開通後に自動解約されます。乗り換え時はIIJmioを解約しないでください
IIJmioからワイモバイルに回線切り替えが完了した時点で、IIJmioの契約は自動で解約されます。
- IIJmioを解約する
- IIJmioでMNP予約番号を発行した後にIIJmioを解約する
- IIJmioを解約してワイモバイルを契約する
といった行為は絶対にしないでください。
SIMのみ契約するときは、データ移行やLINEアカウントの引き継ぎは不要です
- 音声通話SIMのみ契約する
というときは、スマホのデータ移行やLINEアカウントの引き継ぎ作業などは不要です。やる必要はありません。
スマホのデータ移行やLINEのアカウントの引き継ぎ作業が必要になるのは、スマホを機種変更するときです。
SIMのみ差し替えるときは不要です。
SIMカードには画像・動画・アプリのデータは保存していない
よく勘違いされていることですが、SIMカードに保存しているのは携帯電話番号などの加入者の情報です。
画像・動画・アプリのデータは、スマートフォン本体やmicroSDカードに保存されています。
そのため、SIMカードを差し替えたからといってデータが消えるようなことは絶対にありません。
こういうときはデータ移行やLINEアカウントの引き継ぎが必要
- ワイモバイルに乗り換えと同時に、新しいSIMフリーのAndroidスマホに買い換える
- ワイモバイルに乗り換えと同時に、新しいSIMフリー版iPhoneに買い換える
- ワイモバイルに乗り換えと同時に、ワイモバイルで販売されているスマホを購入する
こういうときはスマートフォンのデータ移行やLINEアカウントの引き継ぎが必要になります。
IIJmioからワイモバイル乗り換え時に発生する費用
IIJmio側で発生する費用
- 音声通話機能解除設定金 : 1000円~1万2000円
- MNP転出手数料 : 3000円
- 転出月の利用料金
- スマホの分割払いの残りは継続
音声通話機能解除設定金
音声通話SIMを利用していて、利用開始月から12ヶ月以内に音声通話SIMを解約・MNP転出すると、音声通話機能解除設定金が発生します。13ヶ月目以降は音声通話機能解除設定金は発生しません。
音声通話機能解除設定金は、IIJmioをいつ契約したかによって金額が異なります。
2019年9月30日までに申し込んだ人は、[12ヵ月-利用開始月を0ヵ月とした利用月数] ×1,000円かかります。
2020年9月30日以降に申し込んだ人は1000円だけです。
2016年4月に利用を開始した場合の 音声通話機能解除調定金額 | |
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2016年4月解除 | 12,000円(不課税)(残り12ヵ月 x 1,000円) |
2016年5月解除 | 11,000円(不課税)(残り11ヵ月 x 1,000円) |
2016年6月解除 | 10,000円(不課税)(残り10ヵ月 x 1,000円) |
2016年7月解除 | 9,000円(不課税)(残り9ヵ月 x 1,000円) |
2016年8月解除 | 8,000円(不課税)(残り8ヵ月 x 1,000円) |
2016年9月解除 | 7,000円(不課税)(残り7ヵ月 x 1,000円) |
2016年10月解除 | 6,000円(不課税)(残り6ヵ月 x 1,000円) |
2016年11月解除 | 5,000円(不課税)(残り5ヵ月 x 1,000円) |
2016年12月解除 | 4,000円(不課税)(残り4ヵ月 x 1,000円) |
2017年1月解除 | 3,000円(不課税)(残り3ヵ月 x 1,000円) |
2017年2月解除 | 2,000円(不課税)(残り2ヵ月 x 1,000円) |
2017年3月解除 | 1,000円(不課税)(残り1ヵ月 x 1,000円) |
2017年4月解除 | 0円 |
MNP転出手数料
MNP転出手数料として電話番号1つあたり3000円かかります。
転出月の利用料金
MNP転出にともないIIJmioを解約する場合、転出月の利用料金は月額料金満額を支払うことになります。
スマホの分割払いの残りは継続
IIJmioでスマホを分割払いで契約していて、端末代金の支払いがまだ残っている場合は、ワイモバイルに乗り換えても端末代金の支払いは継続されます。
ワイモバイルに乗り換えたかといって、端末代金の支払いがすべてチャラになるということは絶対にありません。
ワイモバイル側で発生する費用
- 事務手数料3000円