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【Intel CPU】Core i7やCore i5のK付きとK無し、どちらを選べばいいのか

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Intel Core i7やCore i5のK付きモデルとK無しモデル、どちらを選べばいいのかという人へ。

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K付きCPUとK無しCPUどちらを選べば良いのか?

自作PCやドスパラ、パソコン工房などのPCパーツショップが展開しているBTOのPCの構成時に、「CPUの末尾に"K"がついているCPUとついていないCPUはどう違うんだろう?」と思う人は少なくないかと思います。

というわけで、この記事ではIntelの第6世代CPU「Skylake」の、「Core i7-6700K」と「Core i7-6700」、「Core i5-6600K」と「Core i5-6600」はどう違うのか?ということについて書いていきたいと思います。

K付きCPUとK無しCPUの違い

オーバークロックの可否

  • Core i7-6700KとCore i5-6600Kはオーバークロックができる
  • Core i7-6700とCore i5-6600はオーバークロックができない

オーバークロックとは、CPUの動作周波数を個別に引き上げることにより、コア・グラフィックス・メモリの周波数を高める機能のこと。

オーバークロックすることにより通常よりも高い処理能力を得られるというメリットがあります。ただし、オーバークロックをすることにより「通常時よりもCPUの発熱が増えて高温になる」、「高温になるとPCの動作が不安定になる要因になる」というデメリットがあります。しかし、オーバークロックする際には高性能な空冷CPUクーラーや水冷CPUクーラーに変えればいいだけなので、デメリットはほとんど無いように思います。

Skylakeの場合は、Core i7-6700KまたはCore i5-6600Kと、Z170マザーボードを組み合わせることでオーバークロックが可能です。H170, B150, H110マザーボードとの組み合わせではオーバークロックは不可能です。

Core i7-6700Kの定格動作周波数は4.0GHzですが、Z170マザーボードなどの設定を変更することにより4.5GHz、またはそれ以上で動作させることが出来ます。

K付きCPUの方が定格時・TB時の動作周波数が高い(性能がいい)

モデル名コア/スレッドCPU定格/TBGPUL3メモリTDPOCHTTB
i7-6700K4 / 84.0 / 4.2 GHz HD Graphics 5308MBDDR4-2133
DDR3L-1600
91W
i7-67004 / 83.4 / 4.0 GHz8MBDDR4-2133
DDR3L-1600
65W×
i5-6600K4 / 43.5 / 3.9 GHz6MBDDR4-2133
DDR3L-1600
91W×
i5-66004 / 43.3 / 3.9 GHz6MBDDR4-2133
DDR3L-1600
65W××

 

この表を見ても分かるように、K付きCPUはK無しCPUよりも動作周波数が高いということが分かります。オーバークロックをしない人でもK付きCPUを選択すれば、K無しCPUよりも高い処理性能が得られます。

K付きCPUとオーバークロックが出来ないH170, B150, H110マザーボードを組み合わせると「オーバークロックをしないのに・H170, B150, H110マザーボードでK付きCPUを載せるのはもったいない。意味が無い」と言う人もいます。この意見はごもっともですが、結局はK付きK無しどちらを載せるかを決めるのは貴方ですので、好きに組めばいいと思います。

ちなみに、K無しCPUを買って浮いたお金でSSDを買ったほうが動作が快適になると思います。予算があるならK付きCPU+SSDにすると更に快適になるでしょう。

純正CPUクーラーの有無

6700-CPUcoolerIntel Core i7-6700: Skylake i7 at 65W | silentpcreview.com

  • Core i7-6700KとCore i5-6600KはIntel純正のCPUクーラーが付属していない
  • Core i7-6700とCore i5-6600にはIntel純正のCPUクーラーが付属している

Core i7-6700KおよびCore i5-6600Kには、Intel純正のCPUクーラー(リテールクーラーともいう、画像上)が付属していません。なので別途で購入する必要があります。

K無しCPUにはIntel純正のCPUクーラーが付属しているので別途で購入する必要はありません。

コスト削減なのか、「K付きCPUを買うならオーバークロックするでしょ?リテールクーラーじゃCPUの冷却が追いつかないでしょ?だから自分でよく冷えるCPUクーラーを調達してね!」ということなのかは知りません。

別途購入するCPUクーラーについては、価格comでランキング上位のCPUクーラー(サイズやCoolerMasterなど)を適当にピックアップして購入すればいいだけです。ランキング上位であればよく冷える、評判がいいCPUクーラーであることは間違いありません。

そもそもCPUは発熱の大きいパーツです。オーバークロックをする・しないに関わらず、夏場でエアコンがなく室温が高い部屋にパソコンを置いている人、夏場のCPUの発熱が気になる人、部屋にエアコンが無くて室温30℃とか行くような人、負荷の高い作業をする人はIntel純正のCPUクーラーではなく、価格comランキング上位のCPUクーラーを買うべきです。

K付きCPUはTDPが高い

Skylakeに限ったことではないのですが、K付きCPUはTDPが高いということがデメリットに挙げられます。Core i7-6700KおよびCore i5-6600KはTDPが91W、Core i7-6700とCore i5-6600は65Wです。

TDPとは、プロセッサがインテルが定義した複雑なワークロードの下で、すべてのコアがアクティブな状態で、定格時動作周波数で動作しているときに消費する平均電力をワット単位で表したもの。よくTDPの数値が大きいと発熱が~と言われます。

 

以上。参考になれば幸いです。

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  • この記事を書いた人

荒巻大輔(管理人)

公安9課の管理人。パソコン・PCパーツ・スマートフォン・格安SIM関連に興味があります。

-CPU/プロセッサ, 解説
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