導入して2年経ったIntel SSDが速度低下・劣化しているか調べてみました。
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導入時のベンチマーク結果
2012年10月28日にCrystalDiskMarkでベンチマークした際の結果。
導入したてのベンチマーク結果なのでまだまだフレッシュ。
約2年使用してみてのベンチマーク結果
左側がランダムの方の計測結果ですがシーケンシャルリードやランダムリードなどリード面のスコアはそこまで低下していないのですが、シーケンシャルライトとランダムライト(512K)のスコアが減っているのが目につきます。一方右側の0Fillの計測結果は導入時とそれほど変わっていないのが分かります。なおCドライブにはOS程度しか入れていません。
Trimコマンドを実行してからまたベンチマークしてみる
ふとTrimコマンドのことを思い出したのでIntel SSD Toolbox上からTrimコマンドを実行した後に再度ベンチマークをしてみて、書込速度などが改善されているかどうか調べてみました。もともとWindow7でSSDがTrimに対応していたら、Trimコマンドが送信もしくは実行されるようになっていますが任意のタイミングでは行えません。なのでIntel SSD Toolboxの方でTrimコマンドを実行してみました。
Trimコマンドとは
Trimコマンドとは、OS上で不要になったデータのブロックをSSDに通知し、SSDはその情報で不要なデータのブロックを一旦削除します。これにより書き込み可能なブロックを迅速に用意でき、書き込み速度の低下を防ぐコマンドのこと。また、Trimコマンドを実行することによりSSD内部での書き換え回数を平準化してNANDフラッシュの劣化を抑えるウエアレベリングの効率も向上します。
Intel SSD ToolboxでTrimコマンドを実行
Intel SSD Toolboxを起動させてIntel SSD Optimizerをクリック。
Intel SSD Optimizerを実行する
実行をクリックする。するとこのようなウィンドウが出てくるのでスタートをクリック。
終わると「無事終了しました。」と表示されるので消す。きちんと実行されているのを確認。
これでTrim機能により最適化されたはずなので一応再起動して再度ベンチマーク。
Trimコマンドを実行した後のベンチマーク結果
Trimコマンドを実行した後に再起動し、再度CrystalDiskMarkでベンチマークしてみました。
Trim実行後。
Trimコマンドを送信しても劇的に変化するわけではないようです。
結論から言うと。確かにSSDは長期間使用すると主に書き込み速度が低下するという結果になりました。
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