貴方が今使っているiPhone, Apple WatchではSuicaが使えるのか使えないのか、対応しているのか非対応なのかなどを分かりやすくまとめました。Q&Aも。
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SuicaがApple Payに対応
東日本旅客鉄道株式会社は2016年9月8日、10月から日本国内でサービスを開始する「Apple Pay」において、Suicaが利用できるようにすると発表しました。SuicaはJR東日本のICのカードで、日本全国4789の駅、約3万台のバス、約36万の店舗で利用できます。
Apple Payは2016年10月下旬に無料のソフトウェアアップデートで提供されます。
利用方法
Apple PayでSuicaを使い始めるには、まずiPhone 7, iPhone7 Plusを手持ちのSuicaカード、My Suica、Suica定期券の上に起きます。するとSuicaの残額やSuica定期券の情報がiPhoneに移行します。情報を移行した後はプラスチックのカードを持ち歩く必要はありません。また、複数のSuicaをApple Payに登録し、利用目的に応じて使い分けも可能です。
Suicaへのチャージや定期券の更新もApple Payに登録したアメリカン・エキスプレス、MasterCard、JCBのクレジットカード、ビューカードから簡単にできるようになります。券売機やコンビニなどでチャージしに行く必要はありません。
現状は交通系ICカードで対応しているのはSuicaのみ
2016年9月12日現在、Apple Payで利用できると公式に表明している交通系ICカードは「Suica」のみです。
まだSuicaカードを持っていない場合は、JR東日本のSuicaアプリケーションの中でApple Payと一緒に使えるSuicaを作ることができます。
相互利用については以下の通り。
もう1つ気になるのが、「PASMO」や「ICOCA」など、他の交通系ICカードの相互利用が、モバイルSuicaと同様に可能なのかという点。これについては「PASMOの情報を管理することはできないが、相互利用は可能」(JR東日本)との回答だった。Apple Pay Suicaが、文字通りSuicaの改札でしか使えないとなると、魅力も半減といったところだが、相互利用できるのなら安心だ。
PASMOの相互利用は? モバイルSuicaとの違いは?――Apple Pay Suicaの疑問 - ITmedia Mobile
Apple Payが使える組み合わせ・場所の一覧表
製品 | FeliCa搭載 | 交通機関 | 店舗 | アプリ内 | ウェブ上 |
iPhone 7、iPhone 7 Plus | 搭載 (iPhoneに搭載) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
Phone 6s、iPhone 6s Plus、 iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone SE | 非搭載 | × | × | ◯ | ◯ |
iPhone 5以降と Apple Watch Series 2 | 搭載 (Apple Watch S2に搭載) | ◯ | ◯ | ◯ | × |
iPhone 5以降と Apple Watch Series 1とApple Watch(第1世代) | 非搭載 | × | × | ◯ | × |
iPad Pro、iPad Air 2、iPad mini 4、iPad mini 3 | 非搭載 | × | × | ◯ | ◯ |
2012年以降に発売されたMacのモデル | 非搭載 | × | × | × | ◯ |
交通機関や店舗でApple Payが使えるのはiPhone 7、iPhone 7 Plus、そしてiPhone 5以降とペアリングしたApple Watch Series 2となります。それ以外のiPhoneやiPad、Apple Watchは交通機関や店舗でApple Payは使えません。Apple Payが対応している決済サービスはSuica、iD、QUICPayの3つ。
Suicaが使えるiPhone(FeliCa搭載)
- iPhone 7
- iPhone 7 Plus
iPhone 7とiPhone 7 PlusはSuicaが使えるApple Payが組み込まれています。FeliCaを搭載しています。
iPhone 7またはiPhone 7 Plusを改札機の読取り部分にかざすだけで駅の改札を通過することができます。
Suicaが使えないiPhone(FeliCa非搭載)
- iPhone 6s
- iPhone 6s Plus
- iPhone SE
- iPhone 6
- iPhone 6 Plus
- iPhone 5s
- iPhone 5c
- iPhone 5
- iPhone 4s
- iPhone 4
- iPhone 3GS
- iPhone 3G
- iPhone
iPhone 7以前のiPhoneにはSuicaを入れられません。FeliCaを搭載していません。
ただし、Apple Watch Series 2はSuicaに対応しているので、iPhone 5~iPhone 6sユーザーはApple Watch Series 2を購入してペアリングすればApple Watch Series 2でSuicaが使えます。
Suicaが使えるApple Watch(FeliCa搭載)
- Apple Watch Series 2
Apple Watch Series 2はSuicaが使えるApple Payが組み込まれています。FeliCaを搭載しています。Apple Watch Series 2でSuicaを使いたい時には、iPhone 7に内蔵されているWatchアプリケーションの中で追加するだけです。
Apple Watch Series 2を改札機の読取り部分にかざすだけで駅の改札を通過することができます。iPhoneをかざしても通過できませんので注意。
Suicaが使えないApple Watch(FeliCa非搭載)
- Apple Watch Series 1
- Apple Watch(第1世代)
Apple Watch Series 1およびApple Watch(第1世代)はFeliCaを搭載していません。ペアリングしても使えません。
改札を通る時はどう使うの?
Suicaを使って改札を通る時は、あなたの
アプリケーションを開く必要はなく、デバイスをスリープ状態から
店舗での支払の時はどう使うの?
レジの担当者に、QUICPay、iD、Suicaのいずれかで支払うことを伝えてください。QUICPayかiDで支払う時は、iPhone 7の場合はTouch IDに指を載せたままiPhoneをリーダーにかざしてください。
Apple Watch Series 2では、サイドボタンをダブルクリックしてからリーダーにかざしてください。Suicaで支払う時は、デバイスをリーダーにかざすだけで
Apple Payの安全性について
Suicaは、SONYが開発した非接触型ICカードの技術方式「FeliCa」の技術を基礎に、高い安全性を保ちつつ非常に拘束かつ安定した交通サービスの利用を実現してきました。
iPhone 7, iPhone 7 Plus, Apple Watch Series 2でのSuicaは、この安全や安心が更に進化しています。Apple Payでは無記名式のSuicaでも、My SuicaやSuica定期券と同じようにチャージ残高が保証され、さらなる安心を利用者に提供します。
iPhoneやApple Watchを紛失した場合は?
万が一紛失してもSuicanoチャージ残高は保存されます。
iPhoneやApple Watchを紛失した場合は、「Iphoneを探す」機能で紛失モードに設定すれば、簡単にApple Payの利用を一時停止することができます。さらに、「リモートワイプ(遠隔消去)」を実行することで、端末に保管される個人情報をすべて消去することも可能です。iCloud.comにログインしてApple Payの支払いを停止することもできます。
以上。参考になれば幸いです。
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