IIJmio｢ライトスタートプラン(eSIMベータ版)｣の価格や注意点などを解説

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※SIMカード発行手数料/eSIMプロファイル発行料440円は必要
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eSIMとは？

｢eSIM｣とは、nanoSIMなどの物理的なSIMカードとは異なり、予め対象の機種に組み込まれているSIMカードのことです。

現時点では、iPhoneならiPhone XS, iPhone XS Max, iPhone XRに搭載されています。

eSIMはデジタルSIMなので、物理的なSIMカードなどとは違って、入れ替えなどの作業がいりません。

eSIMを搭載したスマートフォンやタブレット等にプロファイルをダウンロードするだけで、手軽に通信キャリアを切り替えることが可能です。

eSIMが搭載されている機種ならば、物理的なSIMカードとeSIMの2つの通信サービスの利用が可能になります。

ここでは、iPhone XS, iPhone XS Max, iPhone XRでeSIMを利用するときにできることできないこと、メリットデメリットについて解説します。

iPhoneとIIJmioのeSIMでできること

iPhone XS, iPhone XS Max, iPhone XRは、nanoSIMとeSIMを使ったデュアルSIMに対応しています。

デュアルSIMの活用法は色々ありますが、その一部を以下にご紹介します。

IIJmioのeSIMはデータ通信、テザリング、LINEができる

IIJmioで2019年7月18日から提供開始されるeSIMは、データ通信のみが可能になっています。音声通話やSMS送受信はできません。

通話用SIMとデータSIMのデュアルSIMができるようになる

eSIMでできることは以下の通り。

通話用として、かけ放題を契約しているキャリアSIMを使う【物理SIM】
データ通話用として、IIJmio ライトスタートプランのeSIMを使う【eSIM】
au回線やソフトバンク回線の格安SIM+バックアップ用にeSIMを契約

au回線やソフトバンク回線を契約している人のバックアップとしても最適です。

SIMの使い分け方を選ぶことができる

iPhoneでは｢主回線｣と｢副回線｣を選ぶことができます。

①主回線をデフォルト回線として使用

このオプションを選択した場合は、主回線が音声通話、SMS、データ通信、iMessage、FaceTimeのデフォルト回線として使用されます。

副回線は、音声通話とSMSのみ使われます。

②副回線をデフォルト回線として使用

このオプションを選択した場合は、｢副回線｣が音声通話、SMS、データ通信、iMessage、FaceTimeのデフォルト回線として使用されます

主回線は、音声通話とSMSにのみ使われます。

③副回線をモバイルデータ通信にのみ使用

海外旅行中に｢主回線｣を音声通話、SMS、iMessage、FaceTime で使い続けたい場合は、このオプションを選択しておきましょう。

この場合、「副回線」をデータ通信に使えます。

キャリアの通話用SIMとeSIMを組み合わせたいなら③の使い分け方

主回線はかけ放題を契約しているキャリアSIMを設定しましょう。そうすれば、キャリアSIMで、SMS、iMessage、FaceTimeが利用できます。

本来eSIMでできるけど、IIJmioのeSIMではできないことと注意点

【できないこと】音声通話とSMS送受信

IIJmioのeSIMはデータSIMのみ提供されています。音声通話やSMS送受信は不可能です。

【できないこと】2つの電話番号で通話ができる

連絡先に登録してある人に電話をかけるときに、どちらの電話番号を使うかを選択することができます。

デフォルトでは、前回 iPhoneでその連絡先に電話をかけたときに使ったのと同じ番号が使われます。

電話したことがない連絡先の場合は、デフォルトの番号が使われます。必要なら、連絡先に電話をかけるときに使う番号を指定しておけます。

【できないこと】2つの電話番号で電話をかけたり出ることができる

通話中の別の番号にかかってきた電話は、通信事業者の留守番電話サービスを利用している場合は、留守番電話につながります。

留守番電話を使っていない場合は、副回線の番号の不在着信通知が届きます。割込通話は、同じ番号に電話がかかってきたときに機能します。

重要な電話を逃さないように、自動電話転送を有効にして、片方の番号にかかってきた電話をすべてもう片方に転送するようにしておけます。

この機能を利用できるかどうかや、追加料金がかかるかどうかは、ご契約先の通信事業者にご確認ください。

【注意点】eSIM利用時でもSIMロック解除必須

IIJmioのeSIMはドコモ回線を使用していますが、ドコモ版iPhoneを含め、キャリア版iPhone XS/XS Max/XRおよびiPad等では、SIMロック解除が必須です。

SIMロックを解除すればeSIMの利用が可能になります。

IIJmioのeSIMプラン詳細

ライトスタートプラン(eSIMベータ版)は、データ容量が月6GB、データ通信のみとなり電話などを利用することはできません。またSMSも利用不可です。

使用している回線

NTTドコモ回線を使用しています。

au回線はeSIMでは提供されていません。

料金について

月額利用量	1520円
初期費用	3000円
SIM発行手数料	200円
ユニバーサルサービス料	なし

初期手数料として合計3200円、契約初月の月額利用量は日割り。

動作確認済み端末(2019年7月4日現在)

Microsoft Surface Pro LTE Advanced
Apple iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR
Apple 11インチiPad Pro、12.9インチiPad Pro(第3世代)、iPad Air(第3世代), iPad mini(第5世代)

対象機種はまだ上記のものしかありません。Apple Watch Series 3/Series 4 (GPS + Cellularモデル)もeSIMを搭載していますが、IIJmioでは非対応。

提供されるSIM

1枚

eSIMに対応したデータ通信プロファイルの提供となり、物理SIMの提供では有りません。

仕様詳細

SIM種別	データ通信のみ (NTTドコモのLTE/3G網)
SMS	不可
国際ローミング	不可
データ通信量	バンドル容量	6GB(翌月への繰り越し可)
	クーポンカード	対応
通信速度	クーポン適用時	下り最大1288Mbps 上り最大131.3Mbps
	クーポン非適用時	最大200kbps
通信規制対象となるデータ量	3日あたり366MB (300万パケット相当)
容量シェア	不可
プラン変更	不可
追加SIM	不可
最低利用期間	契約日から翌月末まで(最大2ヵ月)

月間データ容量は6GBです。別プランとのデータシェアはできません。

その他料金

大容量オプション (データオプション) 月額料金	データオプション 20GB 3100円(税抜)/月
大容量オプション (データオプション) 月額料金	データオプション 30GB 5000円(税抜)/月
追加クーポン	200円(税抜)/100MB
クーポンカード	クーポンカード・500MB 1,500円(非課税) ・2GB 3,000円(非課税) クーポンカード/セレクタブル・1GB 2,300円(非課税) ・3GB 4,100円(非課税) ・5GB 5,400円(非課税)
SIMカード再発行	SIMプロファイル1つにつき2,000円

ベータ版は人柱向けなので、分かっている人だけ申し込みましょう

どうしてベータ版ですか？ベータ版から正式版への切り替えはいつですか？
IIJmioの最新技術をいち早くご体験いただきたいのと、お客様から寄せられたフィードバックを正式版サービス決定の参考にさせていただくためです。
なお、ベータ版のため、お問い合わせの回答にお時間をいただくことがございます。
正式版の提供時期は決定しましたらお知らせいたします。

要は人柱向け、新しいものを試したい人向けに提供されています。

よく分かっていない人、メリットを特に感じない人は申し込まないほうがいいです。トラブルの元です。