Google「Pixel 3/3 XL」海外版(米国版)と日本版の違いまとめ。海外はFeliCa未搭載で、eSIM対応。
Google「Pixel 3/3 XL」発表
Google「Pixel 3/3 XL」は2018年10月10日現在、アメリカなどのGoogle Storeでは予約可能となっています。
海外版(米国版)と日本版のスペックには搭載機能などで多少の違いがあるので、海外版を買おうかなとおもっている人はご確認ください。
以下は日本版のスペック。下記で比較している部分以外は同じです。
Pixel 3 | Pixel 3 XL | |
OS | Android 9 Pie | |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 845 2.5 GHz + 1.6 GHz、64 ビット オクタコア Adreno 630 | |
ディスプレイ | 5.5 インチ FHD+ フレキシブル OLED 443 pp, 18:9 Corning Gorilla Glass 5 | 6.3 インチ QHD+ フレキシブル OLED 523 ppi, 18.5:9 Corning Gorilla Glass 5 |
メモリ | 4GB | |
ストレージ | 64GB 128GB | |
アウトカメラ | 12.2 メガピクセル(デュアル ピクセル) | |
インカメラ (デュアルカメラ) | 8 メガピクセル広角 / 標準視野カメラ | |
メディア、オーディオ | デュアル前方放射型ステレオ スピーカー マイク x 3 | |
Wi-Fi | 2.4GHz + 5.0GHz 802.11a/b/g/n/ac | |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 + LE | |
対応周波数 | FDD-LTE : B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/21/25/26/28/29/30/66 TDD-LTE : B38/40/41/42/48 WCDMA : W1/2/4/5/6/8/19 GSM : 850, 900, 1800, 1900 MHz | |
センサー | GPS、Active Edge、指紋認証、近接センサー、周囲光センサー 加速度計、ジャイロメーター、磁力計、気圧計 | |
ポート | USB Type-C 3.1 Gen 1 | |
SIM | nanoSIM×1 | |
バッテリー | 2915 mAh | |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 68.2 × 145.6 ×7.9 mm | 76.7 × 158 ×7.9 mm |
重さ | 148g | 184g |
その他 | 防水防塵、FeliCa、NFC |
海外版(米国版)と日本版の違い
海外版 | 日本版 | |
FeliCa | 未搭載 | 搭載 |
eSIM | 利用可能 | 利用不可 |
対応周波数 | FDD-LTE : B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/ 18/19/20/25/26/28/29/32/66/71 TDD-LTE : B38/39/40/41/42/46 | FDD-LTE : B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/ 18/19/20/21/25/26/28/29/30/66 TDD-LTE : B38/40/41/42/48 |
公式サイト | Pixel 3 - A New Way to See the World - Google Store | Pixel 3 - 世界を見る新しい方法 - Googleストア |
海外版(米国版)はFeliCa非搭載
Pixel 3関連のリークがあってから、Pixel 3にはFeliCaが搭載されるのか、と気にしていた人もちらほらと見受けられました。
結果、海外版Pixel 3/3 XLはFeliCa非搭載。日本のみFeliCaが搭載されています。
なおNFCは海外版も日本版も搭載されています。
海外版(米国版)はeSIMが利用可能
日本版になくて海外版にあるものとして、eSIMが利用可能というところです。nanoSIMとeSIMのデュアルSIMになっています。
eSIMとは次世代のSIMのことで、iPhoneを始め日本のスマートフォンなどにも徐々に搭載されています。
普段通信事業者を切り替えるときはSIMを交換しなければいけないのですが、SIMは端末によってサイズが違うなど色々と面倒でした。eSIMはスマートフォンなどのSIMスロットに挿したままで、端末上で通信事業者の切り替えが可能になります。
今回は日本版はnanoSIMのみでeSIMは搭載されていませんが、今後はどんどん対応していくかと思うので、早いですが後継機種などに期待でしょうか。
対応周波数の違い
海外版(米国版)と日本版は微妙に対応周波数が違います。
日本においては基本的に、LTEはdocomo系SIMを挿して利用したい場合はBand 1/3/19/21、au系SIMはBand 1/18、softbank系SIMはBand 1/3/8に対応していれば完璧です。
海外版(米国版)の対応周波数をみてみると、海外版(米国版)はBand 21に対応していません。日本におけるBand 21は地方都市向けの速度補助的な役割なので、対応していないからといってそこまで大きい影響があるわけではありません。
Band 21以外の対応していない周波数に関しては日本で利用する分においては特に必要ないでしょう。
なので対応周波数に関しては海外版(米国版)でも日本版でも特に気にすることはありません。
eSIMが使いたいし、FeliCaなんていらない、という方は海外版(米国版)を買うのもいいと思います。上記では米国版を比較しましたが、他国だと微妙に周波数が違ったりするのでそちらは各自ご確認ください。