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【Intel Haswell】Z87, H87, B85, H81チップセットの違いについて

    [最終更新日]2015/10/03 14:36

Z87X-OC-Force

Intelの第4世代CPU「Haswell」に対応したIntel 8シリーズ、Z87, H87, B85, H81チップセットの違いについて対応している機能・項目ごとに比較。オススメのマザーボードも。

チップセットの違いによる機能の差は昔ほど無くなってきているのでオーバークロックやゲームをしないならば予算に合わせてH87(→B85→H81)マザーを選べばいいと思います。

8シリーズチップセットの特徴

Z87チップセット – ハイパフォーマンスを求める人向け
4770Kや4570Kのように末尾にKがついている倍率ロックフリー版のCPUをOCできる。OCをしたいならZ87一択。CPUが制御するPCI-E x16 Gen3.0スロットの帯域をx16・x8・x8, x8・x4・x4に変更できるため、SLIやCrossFireを試したい人にも向いている。

インテル® Z87 チップセット搭載プラットフォームのブロック図

z87-chipset-diagram-3x2

H87チップセット – 自作におけるメインストリーム
SLIやオーバークロックには向いていないがそれ以外はZ87チップセットと変わらない性能。SATA3ポート6個、USB3.0ポート6個とZ87チップセットと同等。

インテル® H87 チップセット搭載プラットフォームのブロック図

h87-chipset-diagram-3x2

B85チップセット – ビジネス向け、安く組みたい人向け
ビジネス向け製品ではあるが普通に個人向け用途での使用でも何の問題もない。1世代前のB75ではド安定していたのがこのB。SATA3ポートとUSBポートがそれぞれ4ポートずつになるので複数のストレージを繋げたい人は注意。なおB85チップセットだけSATA2ポートがある。

インテル® B85 チップセット搭載プラットフォームのブロック図
b85-chipset-diagram-3x2

インテル® H81 チップセット搭載プラットフォームのブロック図

H81

B85チップセットよりも更に安価になったチップセット。PCI Expressは2.0で、SATAポートやUSBポートの数も大幅に減少している。

Z87, H87, B85, H81チップセット 比較表

Z87 H87 B85 H81
Haswell(LGA1150) CPUをサポートしている
メモリチャンネル数及び搭載可能容量
2ch(最大32GB) 2ch(最大32GB) 2ch(最大32GB) 2ch(最大16GB)
PCI Express 16 対応レーン数
1(Gen3.0対応) 1(Gen3.0対応) 1(Gen3.0対応) 1(Gen2.0対応)
Intel Rapid Storage Technology (RAID 0, 1, 5, 10出来るか否か)

× ×
Intel Smart Response Technology(SSDをキャッシュにしてHDDを高速化する機能)


× ×
Intel Smart Business Advantage
×

×
USB3.0ポートの数(最大)
6
6
4 2
USB2.0ポートの数
10 10 12 8
SATA3ポートの数
6
6
4 2
SATA2ポートの数
なし なし 2
2
QSVエンコード



オーバークロック
× × ×

それぞれの項目について説明していきます。

Haswell(LGA1150) CPUをサポートしている

Z87 H87 B85 H81

Z87, H87, B85, H81のすべてのチップセットがHaswellのCore i7, Core i5, Core i3, Pentium, Celeronに対応しています。また、マザーボードのBIOSをバージョンアップすることによってHaswell RefreshやDevil’s Canyonも搭載可能になります。

メモリチャンネル数及び搭載可能容量

Z87 H87 B85 H81
2ch(最大32GB) 2ch(最大32GB) 2ch(最大32GB) 2ch(最大16GB)

すべてのチップセットのメモリチャンネル数は2ch(デュアルチャネル)で、DDR3-1600/1333のメモリをサポート。Z87, H87, B85は最大32GBまで認識しますが、H81は最大16GBまでしか認識しません。

PCI Express 16 対応レーン数

Z87 H87 B85 H81
1(Gen 3.0対応) 1(Gen 3.0対応) 1(Gen 3.0対応) 1(Gen 2.0対応)

拡張スロットはPCI Express3.0に対応。

Intel Rapid Storage Technology (RAID0, 1, 5, 10対応)

Z87 H87 B85 H81
×
×

Z87チップセットとH87チップセットがRAID 0, 1, 5, 10に対応しています。RAIDとは複数のHDDを1台のHDDのように扱い、信頼性の高いディスクシステムを実現する技術のこと。B85チップセット、H81チップセットはRAID不可でAHCIのみ対応

Intel Smart Response Technology(SSDをキャッシュにしてHDDを高速化する機能)

Z87 H87 B85 H81


× ×

SSDの一部をキャッシュにしてHDDを高速化する機能。そもそもSSDがあるならSSDにOSをインストールすればいいのではないかと思う、そんな機能。

Intel Small Business Advantage

Z87 H87 B85 H81
×
×

USB3.0ポートの数(最大)

Z87 H87 B85 H81
6
6
4 2

Z87, H87チップセットは最大6個、B75チップセットは最大4個、H81チップセットは最大2個のUSB3.0ポートをサポート。

USB2.0ポートの数

Z87 H87 B85 H81
10 10 12 8

Z87, H87チップセットは最大10個、B85チップセットは最大12個、H81チップセットは最大8個のUSB2.0ポートをサポート。

SATA3ポートの数

Z87 H87 B85 H81
6
6
4 2

Z87チップセットとH87チップセットはSATA3ポートは6個、B85チップセットは4個、H81チップセットは2個SATA3ポートを搭載。

※おまけ
SATA3ポートが10個あるマザーボードは、各マザーボードメーカーで独自にASMediaやMarvellのSATAコントローラを搭載してSATA3ポートを増設していたりする。マザーボードのグレードによるが元々のSATA3ポート6個+独自に増設した4個の合計10個を搭載している物を多く見る。

SATA2ポートの数

Z87 H87 B85 H81
なし なし 2
2

Z87チップセットとH87チップセットはSATA2ポートを搭載していない。B85チップセット、H81チップセットのみSATA2ポートが2個搭載されている。

QSVエンコード

 

Z87 H87 B85 H81


 

QSV(Quick Sync Video)とは専用回路として実装された高速に動画をエンコードしてくれる機能のことで、スマホやタブレット端末などにPCで録画したTV番組などを入れない、見ない人には全く縁のない機能。Z87, H87マザーボード+Haswell版Core i3以上の環境で利用可能。また、一部のB85マザーボードでも利用可能。

オーバークロック

Z87 H87 B85 H81

× × ×

オーバークロックは基本的にZ87チップセットのみ対応していますが、メーカーによってはマザーボードのBIOSをバージョンアップするとH87, B85, H81チップセットでもオーバークロックできるようになるマザーボードもあります。

以上こんな感じです。結局のところ、マザーボードの価格と性能(できること)も Z87>H87>B85>H81となります。



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公安9課の管理人。パソコン・PCパーツ・スマートフォン・格安SIM関連に興味があります。 管理人の誕生日は8月18日ですが、プレゼントはいつでもお待ちしております。Amazon ほしいものリスト2016

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コメント

  1. PCパーツの名無しさん より:

    CPU直結部分であってもH81のpci-express対応は2.0までです。3.0は使えないので誤りです

  2. Administrator より:

    修正しました。

  3. 匿名 より:

    H81でもQSVは使えますよ!
    日本だけのデマかと思われます。

コメント

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