ゲーミングノートパソコンの特徴、選び方、ポイントを解説。
ゲーミングノートパソコンの特徴
この記事では、ゲーミングノートパソコンを選ぶときのポイントを解説します。
そもそもゲーミングノートPCとは?
ゲーミングノートパソコンとは、ノートパソコンでゲームをプレイすることを想定し、通常のノートパソコンよりも高性能なパーツを搭載しているノートパソコンのことです。
ゲームだけじゃなく、あらゆる用途で使える。なんでもできる
ゲーミングノートパソコンというと、ゲームだけでしか使えないしたパソコンだと思われがちです。
しかし、ゲーミングノートパソコンは普通のノートパソコンと比べると、搭載している部品の性能が高いので、ゲームだけでなく動画編集、写真編集などあらゆる用途で快適に利用できることが期待されます。
CPUやグラフィックスは変更できないので慎重に検討を
ゲーミングノートパソコンの特徴として、注文時には搭載しているCPUやグラフィックスはグレードアップができない、変更ができないというものがあります。
そのため、ゲーミングノートPCを注文するときにはどのCPUをの搭載しているものにするか、どのグラフィックスを搭載しているものにするか、よく考える必要があります。
さらに、使っていてパワー不足を感じたときに、CPUを交換したりグラフィックスを交換したりすることもできません。
普通のノートパソコンよりも高性能なCPUを搭載している
ゲーミングノートパソコンは処理性能やパワーを求められるので、普通のノートパソコンで搭載されているCPUよりも高性能なCPUを搭載していることが多いです。
ちなみに2020年5月現在で最も搭載されているのは、Intelの第9世代 Core i7-9750Hプロセッサです。
なかにはデスクトップ版CPUを搭載しているものもあります。
高リフレッシュレートの液晶を採用しているものも
ゲーミングノートPCのなかには、リフレッシュレートが120Hzや240Hzに対応した液晶ディスプレイを搭載しているものがあります。
リフレッシュレートとは、ディスプレイが1秒間に画面を書き換える回数のことです。数値が高ければ高いほど動きが滑らかになります。
普通の液晶ディスプレイだと1秒間に60回書き換え=60Hzです。ハイエンドなゲーミングノートPCになると120Hz、240Hzが出てきますがその分価格も高くなります。
外部グラフィックを搭載している
ゲームで高いグラフィック性能をするため、ビデオチップを別で搭載しています。多くのゲーミングノートパソコンでGeForce GTXシリーズを採用しています。
2020年8月現在、よく採用されているのは「NVIDIA GeForce GTX1650」です。
重いけど持ち運べる
ゲーミングノートパソコンはモバイルノートパソコンと比べると重量は重いですが、家の内外に持ち運んでいろいろな作業をすることができます。
ゲーミングノートパソコンはだいたい1.8kg~2.0kg程度あります。重いものになると2.97kgとかあります。
ゲーミングノートパソコンの選び方やポイント
CPUはCore i7の末尾Hモデルが望ましい(Core i7-9750Hなど)
ゲーミングノートパソコンとして買うなら、CPUは最低でもCore i7の末尾Hモデルを購入するのが望ましいです。
ゲーミングノートパソコンだけの話ではないですが、ノートパソコンは後からCPUの交換やアップグレードをするのはまず無理と考えてください。
2020年8月現在、これを搭載しているなら性能に文句はないであろうというCPUは、①Core i7-9750H、②Core i7-10750Hの2つです。
型番から察しがつく人もいるかと思いますが、Core i7-10750HはCore i7-9750Hの後継モデルに相当します。
これからはCore i7-10750Hが搭載されているゲーミングノートパソコンがどんどん発売されていくでしょう。
メモリは最低でも16GB欲しい。もっと言えば32GBは欲しい
メモリは最低でも16GBはほしいです。
メモリは机の大きさに例えられます。机が大きければ大きいほどたくさんの作業ができるようになります。
8GBだとWebサイトを見るだけならサクサクだけど、自分がやりたいゲームをプレイしているときは動作がカクカクになる、ということがあります。
標準で8GB搭載されているものであれば、まずは最低でも16GBまでアップグレードすることをオススメします。
液晶ディスプレイは15.6インチ、フルHD、ノングレア、IPSパネルが主流
ゲーミングノートパソコンの液晶ディスプレイは、
- サイズが15.6インチ
- 液晶解像度はフルHD
- 液晶表面処理はノングレア
- パネルはIPSパネルを採用
しているものが主流です。ほとんどこの3つの組み合わせになります。
かなりスペックと値段の高いゲーミングノートパソコンになると、有機ELパネルやタッチパネルを採用しているものが出てきます。
SSDを搭載しているものを選ぶ。512GBは欲しい
ゲーミングノートPCはSSDを搭載しているものを選びましょう。
容量は最低でも512GBがオススメです。256GBだといくつかゲームを入れているとすぐ埋まります。
たとえばGTA5だと88GB、フォートナイトだと75GB、PAYDAY2で65GB、PUBGで28GB消費します。たくさんの種類のゲームをプレイしたい人、積みゲーがある人はいっそのこと500GB~1TBまで増やせばいいと思います。
SSDはパソコンの起動、データの読み込みや書き込みにかかる時間を大幅に短縮できます。ゲームの起動やマップの読み込みなども拘束になります。
もっというと標準搭載されているSSDに加えて、HDDかSSDを追加搭載できて、SSD+HDDかSSD+SSDのデュアルストレージ構成にできるゲーミングノートパソコンが望ましいです。
SSDにはWindowsなどの基本的なソフトウェアだけを入れて、HDDにはゲームのクライアントソフトウェアをインストールする、という使い分けができます。
メーカーやノートパソコン次第ですが、SSDだけ搭載する、SSDとHDDを搭載する、SSDとSSDを搭載する、といったカスタマイズもできます。
リッチな人はSSD+SSDの構成にして、Windowsなどの基本的なソフトウェアを入れるSSD、ゲーム専用SSD、という贅沢な使い方もできます。
グラボはNVIDIA GeForce GTX1650が最低レベルです。RTX2060あればベスト
2020年8月現在、ゲーミングノートパソコンでよく採用されているグラフィックボードは「NVIDIA GeForce GTX1650」です。GTX1650が最低レベルだと思ってください。
グラフィックボードも後から交換やアップグレードをするのは無理です。
- GTX1650→最低でもこれを搭載しているものを選ぶ
- GTX1660Ti→GTX1650よりはちょっとは良い
- RTX2060→文句なし
- RTX2070→文句なし
- RTX2080→最高レベルで良い。金をかけられる・搭載できるならRTX2080でいっちゃいましょう